第910話 ギャンブル

2015年5月19日火曜日

第35部-野球最終編-

t f B! P L
2回の裏になり守備につく
6番の佐々木からだった。

瀬戸「下位打線か・・・
少し力を抜けて投げるか」

瀬戸が振りかぶり投げる。
キレと回転数を重視した球

初期の頃の投げ方の球だ。

141kmのストレートだ。
コースは真ん中付近だった

佐々木「打ちごろやな」

カキイイン・・・

初球から打ってきた。
ライト前へ打たれた。

続く7番打者が入る。
レフトの新井という奴だ。

瀬戸「こいつは抑えるか。
ゲッツーでアウトにする」

瀬戸が振りかぶり投げる。
ツーシームの球を投げた。

カキイイン・・・

瀬戸「・・・打った?」

瀬戸が後ろを振り返る。
センター前へのヒットだ。

ノーアウトで1塁・2塁。
瀬戸が打たれこまれていた

続いて8番打者が入った。
ショートの山西だった。

何か様子がおかしかった。
下位打線にここまで打たれ
いるのが不思議だった。

実は俺達は罠にはまってた
徳報は打順で仕掛けをする

監督「見事にはまったな。
ダブルループ打線がな」

1~5の後に6~9にも
1~4番並の打者を置いた

それにより打撃力が上がる
完全に点を取りにきていた

8番の山西にも打たれる。
ノーアウト満塁になってた

蓮「瀬戸・・・」

瀬戸が下を向いていた。
マウンドに一度集まった。

瀬戸「こうすっと・・・
あかんか。でもやなぁ・・
こうするしかないかな」

近づくとぶつぶつ言ってた
そして俺達に気づいた。

瀬戸「うん?どうした?」

蓮「いや・・・別に・・・
へこんでると思ったけど」

瀬戸「あぁ。満塁やもんな
悪いな。ピンチになった」

蓮「別にええねんけど・・
結構余裕あるみたいやな」

へこんでないのがわかって
俺達のほうが安心した。

瀬戸「ちょっと考えてた。
ここでな・・・もう勝負に
でようと思うねんやんか。
これ以上この状態だったら
やっぱり勝ち目が無いわ」

瀬戸の話をじっくり聞いた
それは・・・賭けだった。

全員その話に悩んでいた。
まだ2回の裏の話・・・

さすがに悩む所だった。

蓮「いいやん。やろうや。
このままやとやられるわ」

松田「そうですね・・・
今しないと後悔しますね」

全員悩んだがOKを出した
先よりも今を重視したから

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