橋本「もう来てるやんか」
瀬戸「来てますけどぉ。
そういう事じゃないです」
蓮「はははっ」
少し空気が和んだ。
そしてサイレンが鳴った。
時間は13:00になった。
俺達は整列に向かった。
観客席から歓声が起こる
周りをみると今までとは
違い席が埋まっていた。
蓮「決勝ってすごいな」
お互い挨拶をして戻る。
そしてオーダーが発表。
1 セカンド 松田
2 サード 野田
3 ピッチャー 瀬戸
4 ショート 橋本
5 ファースト 森野
6 キャッチャー 早川
7 レフト 結城
8 ライト 菅原
9 センター 浅井
控え)高科 青田
この試合期待率は無視。
期待率を無視せずに打順
の役割だけで考える。
そうしないと戦えない。
それほどレベルが違う。
打順の役割から考えると
瀬戸とロバートに対して
の負担率が一気に上がる
浅井を9番に置いたのは
9から続く攻撃ができる
ためにそうしていた。
そして相手のオーダーも
順に発表されていった。
1 センター 鳥田
2 ピッチャー 荒木
3 レフト 真木
4 ファースト 富岡
5 キャッチャー 関元
6 セカンド 佐々木
7 サード 新井
8 ショート 山西
9 ライト 田口
控え)投手4人 野手5人
瀬戸「さっきのあいつ・・
真木っていうやつかいな」
瀬戸に話しかけた相手・・
それは3番の真木だった。
瀬戸「この試合・・・
なんとしても先制点や。
先制点をとれば相手は
焦る可能性があるわ」
徳報は後攻を選んだ。
俺達の先行で始まった。
松田が打席に向かった。
俺はネクストサークルに
入って打席を見る事に。
龍太「ほら。母さん。
あっこに蓮がおるで」
母「えっ?どこに?
あぁ。ほんまや~。
蓮~。頑張れ~」
龍太「まだやけど・・・
次の打席で出るねんで」
母「あ~。そうなん?」
弁当を食べながらの観戦
応援というより観戦だ。
徳報のピッチャーは
エースナンバーを背負う
荒木というピッチャーだ
投球練習を見ている限り
球速は147kmの左投手で
コントロールがよかった
変化球は投げなかった。
持ち球はわからなかった