第893話 決勝の舞台

2015年5月2日土曜日

第34部-野球熱闘編-

t f B! P L
瀬戸「で決勝の相手は?」

由紀「えっとね~。徳報」

浅井「順当に勝ってきたか
はぁ~。厳しいなぁ」

京子「友達情報やけどね。
徳報はエースを温存して
5回コールドで勝ったと
言ってたよ」

蓮「すげぇな。やっぱり
甲子園常連は違うんやな」

瀬戸「隙なんてないしな。
エリート集団でしっかり
努力もしてるやろうな。
多分今日みたいに少しでも
なめてくることはないな」

蓮「欺けないんか?」

瀬戸「かなり難しいな。
油断してくれなそうやし」

浅井「じゃあ勝ち目は?」

瀬戸「んー。10%かなぁ。
10回やって1回勝てるか
どうかってところかな。
このままやったらなぁ」

空気が一気に重くなる。
瀬戸の判断は現実的だから

瀬戸「おいおい。どうした
まだ負けるって決まった訳
じゃあないねんけどや」

青田「でもやぁ・・・
さすがに・・・なぁ」

瀬戸「だから明日は変える
勝率を30%まで上げるよ」

全員「えっ!?」

瀬戸「戦術と戦略で上げる
後は少しオーダーを変えて
編成していくしかないな」

俺達にもう隠し玉は無い。
今日で全て使い果たした。

少し話をして落ち着いた
所で早めに解散をした。

試合は明日・・・連戦だ。
明日に疲れを残さない為に
早く休ませる為に解散した

蓮「今日は早く寝るか」

俺は寄り道をせずに
まっすぐ家に帰った。

蓮「ただいまぁ~」

母「おかえり~。今日の
試合はどうだった?」

蓮「6対1で勝ったよ」

母「まぁ~。すごい」

母さんは喜んでいた。

母「次が決勝ぐらい?」

蓮「あぁ。そうやけど」

母「いつが試合?」

蓮「明日が試合やけど。
甲子園で1時から」

母「応援に行こうかな。
せっかくの決勝やし」

蓮「お好きにどうぞ。
ただ決勝は徳報やから
ボロ負けかもしれんぞ。
うちは弱小高校やから」

母「それでも行くよ。
蓮がそんな晴れ舞台で
活躍するのを見たい」

蓮「じゃあ来ればいいよ
龍太と一緒に来たら?」

母「そうするわ。」

決勝までせっかくきたし
応援してくれるのなら
応援してくれればいい。

断る理由が無かった。

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