その日は早めに寝た。
そして・・・朝を迎えた。
試合は10時から明石だ。
しかし俺は朝6時に起きる
起きてすぐに太極拳をした
太極拳は日課になっていた
朝ごはんを食べて外に行き
テコンドーとサバットの
基本の技を練習してから
陳式太極拳をやっていた。
全部で40分ぐらいの工程。
家に帰ってゆっくりして
アムリタ教典を読んでいた
そして朝8時になってから
試合の用意をして単車に
乗り明石球場へ向かった。
実は練習は9時からなので
グラウンドの感触を確かめ
つつ慣れておきたかった。
俺は8時45分についた。
そこには誰もいなかった。
蓮「俺が一番乗りかぁ」
俺は1人で待っていた。
その時・・・バスが来た。
川滝第二が降りてきた。
レギュラーが降りてきて
控えが降りてきて他にも
いっぱい降りてきた。
選手層が厚かった。
人数で強豪だとわかった。
俺が対戦相手の高校と
わかったのか全員が俺を
見て挨拶をしてきていた。
俺も頭を下げて挨拶した。
ちょっと圧倒されていた。
それから待つ事10分・・・
うちの選手もやってきた。
蓮「おう。やっと来たか」
結城「おう。野田早いな」
他の者と合流して中に入る
川滝第2はもう先に練習を
始めていた。
俺達は少し練習を見てた。
浅井「うわぁ。上手いな」
声を出しながら練習してた
気合も十分入っていた。
少し圧倒されてた時・・・
瀬戸「ふわぁ~あ。やぁ。
みんなぁ。おはよー」
橋本「みんな早いねー」
由紀「ちょっとー。これ
重いから運ぶの手伝って」
京子「はぁ。疲れたよぉ」
瀬戸達が遅れてやってきた
飲み物やタオル等をもって
やってきていた。
瀬戸「あれが対戦相手か。
どれどれ。どんなんや?」
瀬戸が川滝第2の練習を
ゆっくりと見ていた。
瀬戸「いいチームやな。
総合では余裕で負けてる」
蓮「負けてるんかいや。
そんな簡単に認めるか?」
瀬戸「実力差がわからんと
対策も打てないもんやぞ。
まぁ格下は格下なりに勝つ
勝負っていうのは強い方が
勝つわけじゃあないから」
蓮「勝った方が強いんや」
瀬戸「そう。その通りや。
わかってるやないかい」
俺達は練習試合でもずっと
格上相手にやってきていた
格上とやるのは慣れていた
だから気落ちはなかった。