第838話 坊主の人

2015年3月7日土曜日

第32部-野球合戦編-

t f B! P L
そして翌日・・・電車で
明石球場へ9人で向かった

休日に朝早くから起きて
移動ってのが嫌だった。

電車には他校の生徒もいた
野球部の鞄でまとまってて
それぞれ人数が多かった。

球場へ着くとそこでさらに
坊主の人が多くて驚いた。

蓮「なんや?宗教か?」

結城「おいおい。野田。
いらんこと言うなよな」

高校球児のトレードなのか
俺以外は坊主頭だった。

よーく考えると俺と瀬戸と
ロバートだけ坊主じゃない

俺の方がおかしかった。
圧倒的に坊主だらけだから

その時専用バスから降りて
くる私立の学校も現れた。

なんか偉そうに現れてきた

蓮「私立は金持ってるなぁ
公共機関は無視かいなぁ」

わざと聞こえるように言う
しかし相手にされなかった

ユニフォームに着替えて
整列をして指示通り歩く。

周りは俺達を見ていた。
9人しかいなかったから。

他の所は18人もいた。
選手層の薄さがわかった。

行進の流れの説明が始まり
指示通りにして歩いた。

めっちゃ面倒くさかった。
体育会系の感覚が・・・

暑い中で偉そうな人が話す
のを黙って聞いていた。

思ったより時間をとらずに
さっさと終わったのが意外

終わったらすぐにそこで
予選の試合が始まっていた

早川「見てから帰るか?」

蓮「俺は帰るわ」

松田「俺も帰りまーす」

結城「じゃあ別々やな」

俺と松田だけが見ずに帰る
松田と一緒に帰る事に。

蓮「あっちーな。ちょっと
マクドによって帰るか?」

松田「そうっすね」

熱いのでマクドに寄った。
そういえば俺は松田と話す
ことってのは少なかった。

蓮「聞いていいかな?」

松田「何をですか?」

蓮「松田はさぁー。実力が
あるのに野球部を離れて
こっちに来たんはなんで?

わざわざ素人の方に来てさ
リスク背負ったのが不思議

それがわからんねんなぁ」

松田「あー。それですかぁ
たいした意味は無いですよ

春休みから野球部に入って
つまんないと思ったんです

上を目指す気もなさそうで
自己満足でやってたような
野球をしてましたからね」

自己満足の野球・・・
もっと深く聞いた。

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