第821話 経験の違い

2015年2月18日水曜日

第31部-野球実践編-

t f B! P L
斉藤「瀬戸さん・・・」

瀬戸「ん?どうした?」

斉藤「俺わかんないです。
野田さんの何が違うのか。
俺とどう違うのかが・・」

瀬戸「何も変わらへんよ。
野田に特別な所ってのは
見当たらないからな」

斉藤「じゃあなんで?」

瀬戸「あいつは去年1年間
インカに関わりすぎててな
俺達を見すぎてるねんや」

斉藤「そうなんですか?
でもそれは俺も一緒です」

瀬戸「違うな。ロバートと
接する時間が多くあった」

斉藤「神なる王と!?」

瀬戸「他にも魔人さんや。
魔人さんの柔道を見てたし
死神さんは話ぐらいかな。

上をいっぱい見てるねん。
だからあいつは威張らない

あれで威張ってたりしたら
粛正してるもんやけどな」

斉藤「上を見てるかどうか
その違いだけですか?」

瀬戸「そうやな。その違い
後は経験の差やろーな。
野田はよく負けてきてる
負けても負け癖がつかずに
ちゃんと刃向かってくる」

斉藤「なんか複雑ですよ」

瀬戸「なにが複雑?」

斉藤「実力は俺が少し上で
経験で野田さんが上って」

瀬戸「お前もあの赤井って
のと一緒に経験していけ。
お前が俺の役目で赤井が
野田って感じになるやろ」

斉藤「俺が瀬戸さんみたい
になんてできませんよ・・
瀬戸さんから学びたいし」

瀬戸「俺は今でもロバート
から学ばせてもらってて
ロバートに教えてもらった
事を野田に色々と教えて
いるんやけどな」

斉藤「えっ?瀬戸さんが
まだ学んでるんですか?」

瀬戸「まだ学んでいるよ」

斉藤「なんでですか?」

瀬戸「俺より上だから。
あの人は俺よりずっとな」

斉藤「上の存在ですか・・
なんか勉強になりました」

瀬戸「ほれ。着いたぞ。
ここが保健室やからな」

その頃・・・俺達は・・・

蓮「おい。赤井起きろぉ」

赤井はぐったりしていた。
俺は体を揺り動かしていた

なんかやばそうだったから
必死でびんたをしたりした

赤井「んっ・・・ああっ」

蓮「あー。よかったわぁ。
死んだかと思ったぞ・・」

赤井「あれっ?俺・・・
確か・・・喧嘩の途中で」

赤井は記憶が飛んでいた。
瀬戸のローキックは衝撃を
伝える為に当たると同時に
止めた蹴り方だったために
衝撃がフルに伝わっていた

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