第818話 実力が下

2015年2月15日日曜日

第31部-野球実践編-

t f B! P L
斉藤は俺に喧嘩を売って
赤井は瀬戸に喧嘩を売った

違うジャンルの者同士が
お互いの先輩に喧嘩を売る

それにこれは対上級生だ。

2年のトップに喧嘩を売る
ということになっていた。

瀬戸「なるほどねぇ~。
ええ迷惑かけてくるなぁ」

瀬戸が怒りをあらわにした
一瞬で機嫌が悪くなってた

赤井「タイマンでやりたい
あんたも本気で来てくれ」

瀬戸「本気を出させてみろ
お前次第で決めるからよ」

瀬戸が赤井に近づいていく
もう喧嘩が始まっていた。

赤井は後ろに下がっていく
瀬戸の雰囲気で強さを知る

瀬戸「どうした?1年よ」

瀬戸は構わず近づいていく
赤井は後ろに下がりすぎて
柵の所まで下がっていた。

少し後ろを振り向いて柵を
確認した瞬間に瀬戸は一気
に間合いを詰めて横蹴りだ

腹を思いっきり蹴っていた
鉄柵に押しつけていた。
衝撃力の逃げ場が無かった

赤井「うあっ・・・」

瀬戸は腕を掴み小手を極め
体を入れ替えて投げた。

合気道の小手返しという技
柔道の投げとは違っていた

瀬戸「そのまま寝てろ」

ドガッ・・・バタッ・・・

倒れた所へ蹴りを放つ。
ローキックを頭に当てた。

赤井は意識が飛んでしまう
ローキックというのは重く
普通は足でうける部分だ。

それを頭で受けてしまった
脳震盪を起こしてただろう

瀬戸「これで終わりやな。
それじゃあ俺は戻るから」

瀬戸が帰ろうとしていた。
自分の問題は終わったから

斉藤「待ってくださいっ」

斉藤が瀬戸を呼び止める。
瀬戸がこっちを振り向いた

瀬戸「なに?どうした?」

斉藤「俺と・・・野田さん
の喧嘩も見てって下さい」

瀬戸「面倒くさいねんけど
見ないとあかんのか?」

斉藤「瀬戸さんが認めた
相手との喧嘩なんですよ。
見る役目はあるでしょう」

瀬戸「まぁ。そうなんかな
でも実力は斉藤が上やろ」

蓮「えっ?そう言うか?」

斉藤「そうなんですか?」

斉藤は少し驚いていた。
俺が格下と言われてたから

格上だと思っていたみたい
そりゃあそうだろうな・・

尊敬している人が認めてて
されてない人は認められず

実力が下だから認められず
にいたと考えるのが普通だ

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