ロバートの打席を見よう
と思って後ろを向いた。
カキイィイン・・・
ど同時にもう打っていた
蓮「えっ?打ったんか?
どうなってんや?」
みんな静かに黙っていた
瀬戸も声を失っていた。
早川「ホームラン・・・
しかもほぼライナーで。
振り遅れてたのに・・・
ヘッドスイングが・・・
見えなかった・・・」
浅井「俺も・・・」
瀬戸「さっき野田が振った
スイングを教えたんやけど
それを実践しやがったわ。
ぶっつけ本番で・・・」
蓮「俺のスイング?」
よくわからなかったけど
瀬戸に説明を聞いて知った
小さく振ってミートと同時
に大きく振りぬくってこと
ロバートの場合は武術の
内家拳の脱力を使い動きを
非常に小さく抑えておいて
後からの動きが外家拳の剛
を使って合わせていた。
それは身に付いていた能力
をそのまま使っただけだ。
俺のスイングを見て武術を
変換して応用してただけ。
ロバートにとって特別な事
ではなかった。
そして2点が入った。
後4点とればコールドは
無くなる状況になった。
しかし・・・続かない。
1年でも守備が上手い。
打ってもエラーも無く
簡単にアウトにされた。
審判「アウトぉ。
ゲームセーット」
結果は15対2で負けた。
5回コールド負けだった。
瀬戸「挨拶に行って来い」
全員で挨拶に行って終わる
そして使わせてもらった
お礼に整地をしておいた。
整地をしながら反省する。
どこがよくてどうすれば
あの時よかったかなど。
反省材料を色々話込む。
整地が終わると一年に頭を
下げて礼をして学校を去る
蓮「あー。疲れたなぁ。
結局1年相手に惨敗やんけ
かっこ悪いな。俺らって」
森野「もっともっとバット
振らないとダメですよね」
蓮「帰ってどうしようかな
打撃練習でもしようかな」
瀬戸「何言ってるねんな。
次は違う所と試合やぞ?」
蓮「あん?このままか?」
瀬戸「おう。1日3試合や
前に言わなかったっけ?」
蓮「そういえば・・・」
森野「言ってましたね」
次は草野球のチームだ。
その次はリトルリーグだ。
休日はこの3つと試合して
一日を使って試合をする。
平日は試合の反省をして
反省点の改善に取り組む。
この循環の繰り返しだった