第804話 責任感

2015年2月1日日曜日

第30部-野球挑戦編-

t f B! P L
瀬戸「なんでそうなる?
なんで肩書きで勝負する?

まだやってないねんぞ?
やる前から心折られるか?

お前達経験者の弱い所は
気持ちの問題やねんや。

相手がどこでもええねん。
この試合はお前達経験者の
意識を変える為やねんや。

素人組よりも野球経験者の
方が実力はまだ上やけど。

もう素人組とお前達の差は
それほど大きく無いんやぞ

そこに気づいてるんか?」

経験者組は黙ってうつむく

瀬戸「経験者組がもっと
素人組を炊きつけてくれな
これ以上の伸びもないねん
経験者組にかかってるねん
その立場わかってるか?」

浅井「悪かった・・・」

浅井の一言をきっかけに
全員が謝り出していた。

経験者組にかかっている
という自覚を失ってた。

瀬戸の球も打てないのに
素人組をバカにしてたり
して自分の立場の優越感
に浸っていたりしていた。

その反省をしてたのだろう

瀬戸「練習試合で考えろ。
勝つって事を考えてやれ。
練習試合では経験者組を
全員使うようにするから。
ちなみに俺は出ないから。
俺は見物で森野は代打や」

浅井「瀬戸無しでか?
それやと勝てへんやろ?」

瀬戸「俺が出たら意味無い
経験者組がもっと素人組を
引っ張っていってくれて
たら俺も出てたんやけどな

今回は経験者組が素人組を
引っ張ってやってくれや。
できる所を見せたってや」

瀬戸が試合に出ない。
経験者組が頼る者がいない

つまり経験者組がトップ。
経験者組が素人を引っ張る

責任がのしかかっていた。

瀬戸「ピッチャーは松田や
会長がショートで野田が
サードのポジションは確定
後は経験者組に全て任せる
オーダーと期待率は守れ。
よく話合って決めてくれ」

オーダーと期待率も守る。
それによって打順と守備を
決めることにさせられる。

この時に期待率とオーダー
の関係がわかってくる。

これは2枚でひとつだ。
松田はピッチャーなので
打順は9番になってくる。

打撃力があるから上位打線
におきたいが投手だと崩れ
られると守備で困る。

そうなると守備であまり
動かないファーストや
他のポジションの人間が
点を取らないといけない。

取らないと負けてしまう。
責任感を感じることで
その図式がわかったきた。

そして・・・土曜日。
俺達は練習試合をしに大阪
桐蔭まで向かっていった。

第30部-野球挑戦編-

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