第797話 中心の近く

2015年1月24日土曜日

第30部-野球挑戦編-

t f B! P L
全員が驚いていた。
バットに当たったことに。

俺は別の部分で驚いていた
たった3球で当てていた。

ミットに入ってから振って
た人が3球目には当てた。

その進化に驚いていた。
ロバートは悔しそうにせず
瀬戸に意見を聞いていた。

橋本「何があかんのかな。
当たるだけじゃあかんな」

瀬戸「ボールを叩く位置が
ちょっと下すぎるんです。

上を叩けばゴロで下を叩け
ばフライになるんですよ」

橋本「じゃあどこやねんな
どこ叩けばええねんな?」

瀬戸「高さは中心の近くを
叩くようにするんですよ。
左右については左を叩けば
流し打ちで右の方を叩けば
ひっぱりになるんですよ」

橋本「なるほどねぇ~」

俺は盗み聞きしていた。
全てがヒントだったから。

そこから各自で練習だ。
守備練習するものもいれば
素振りするものもいた。

橋本「どうりゃあ~」

ロバートは全力でバットを
フルスイングしていた。

蓮「うわっ。危ないって」

橋本「ゴメン。ゴメン」

たまにバットが飛んでくる
かなり離れてるのに来る。

狙われてるかと思った。

でもその素振りが刺激する
俺や森野はそれを見て野球
経験者以上に全力で素振り
をして対抗して振ってた。

そうするとバットが飛ぶ。
グリップを必要以上に握ら
ないと外力が制御できずに
バットが飛んでいった。

俺とロバートはポンポンと
バットが飛んでいってた。

真剣にやっているのに・・
ふざけているみたいになる

瀬戸「それでええねんぞ。
力がしっかり伝わってる」

俺にかかる外力は膝からの
上昇螺旋の力だけだから
まだ弱いはずのにきつい」

ロバートはもっと多い。
上昇の力と下降の力があり
腕で合わさり合一させる。

その力は計りきれなかった

バットの飛距離を見てると
40mぐらい飛んでいた。

もしバットを飛ばす競技が
あればロバートは優勝だ。

普通の素振り程度で飛ばす
部があれば優勝だろう。

そんなのはないんだけどね
そう思わせるぐらいだった

朝練も終わって学校へ行く
休み時間にイメージをして
素振りの練習をしていた。

昼休みは陳式太極拳の練習
そして放課後はまた練習。

これが一日の過ごし方だ。
そしてその日の午後練習。

練習前にミーティングだ。

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