日も落ちてきて暗くなる
全員で整地をして帰る。
瀬戸「あー。野田と森野
それに会長は学校戻って
ちょっと話をしようや」
素人組で集会をする事に
色々と課題を出される。
瀬戸「まずは会長やけど
ルールはわかったの?」
橋本「おう。わかった。
ファミスタで覚えたわ」
瀬戸「じゃあ明日からは
一緒に練習しましょう。
ショートからしますよ」
橋本「遊って所やな?
3塁と2塁の間やんな」
瀬戸「そうです。そこ。
合ってる。合ってる」
蓮「俺はどうすれば」
瀬戸「野田と森野はな。
バッティングを覚えろ。
わざわざ呼んだんはな。
バットの握りを教えたい
のとスイングを教える為
素人組はまとめて教える
打撃は今日みたいに勝負
形式の打席勝負が基本や
各自自主練なるからな」
蓮「自主練なるんか」
瀬戸「素振りは1人でも
できるもんやからなぁ」
バットの持ち方を聞く。
俺は右打席で習った。
右手でグリップをしっかり
握り左手は添える程度だ。
左手は中指と薬指と小指で
握り人差し指と親指は軽く
触れているぐらいだった。
これが基本の持ち方だった
そして次はスイングに入る
左足を前に踏み出して腰の
回転を利用し振り切る。
バットは30°斜め上から
振ってバットの芯で捉える
これが基本のフォームだ。
蓮「ふんふん。なるほど」
俺と森野とロバートにそう
基本を教えてもらった。
瀬戸「森野はそのフォーム
で正しくバットを振れよ。
そんで野田とロバートは
そっから発展させるよ」
蓮「ん?発展やと?」
瀬戸「武術の理を使うねん
腰からの動きやなくて足首
から螺旋の動きを入れる」
橋本「纏絲勁を使うんか」
瀬戸「まぁそうなります。
野田の場合は卓が正拳突き
を教えてるのでそれです」
橋本「卓が教えてるんか?
じゃあ揺らぎの正拳か」
瀬戸「そうですよ」
橋本「なるほど。使えそう
合いそうな気がするわ」
瀬戸はこう言っていた。
バッティングというのは
逆突きの正拳突きという事
前に踏み出したら膝から
の回転を腰に伝えてバット
まで伝えていけという事だ