第777話 呼び出し

2015年1月4日日曜日

第30部-野球挑戦編-

t f B! P L
一時間目の休み時間に
瀬戸が建築科の教室へ来た

瀬戸「野田ぁ。ちょっと」

蓮「おおっ。どうした?」

廊下へ出て少し話をする。

瀬戸「お前さぁ。今まで
スポーツ経験はあるか?」

蓮「スポーツは無いわぁ。
体育でやったぐらいやな」

瀬戸「ふーん。そうかぁ」

瀬戸が突然殴ってきた。
少し遅めのパンチであって
全部ストレートの突きだ。

太極拳の化剄を使い払う。
なるべく横に払っていた。

それでも何発か喰らった。
力は無く痛くはなかった。

蓮「おい。なんやねんな」

瀬戸「反応はできてるよな
まぁ鍛えれば使えるかな」

蓮「なんや?何の話や?」

瀬戸「詳しくは昼休みや。
昼休みにに生徒会室来い」

瀬戸はそういって去った。

蓮「なんやねんな。おい」

訳がわからなかった。
何か試されていたみたいだ

昼休みに生徒会室へ行く。
ちょっとドキドキしていた

扉を開けると瀬戸がいた。

瀬戸「意外と早かったな」

蓮「大事な用やないのか?
そんな感じがしてんけど」

瀬戸「まぁ・・・大事かな
キャッチボールするぞ」

蓮「キャッチボール?」

瀬戸「ほれ。つけろや」

瀬戸がグローブを投げた。
俺は受け取ってつけた。

ボールも用意して外へ出て
硬式野球部のグラウンドへ
行ってキャッチボールする

瀬戸はキャッチャーの位置
俺はピッチャーの位置だ。

少しキャッチボールをする
やたらと球が硬かった。

蓮「なんやねん。硬いぞ」

瀬戸「それ硬球やからな」

蓮「軟球にしようや」

瀬戸「軟球なんて木刀や。
真剣でやらな意味ないわ」

蓮「真剣って怖いねんや」

まぁ硬球でも問題は無い。
キャッチボール程度なら。

キャッチボールをしながら
色々と野球の話をする。

瀬戸「野球のルールぐらい
はわかってるんかな?」

蓮「まぁ。わかるけど」

瀬戸「野球の試合経験は?
やったことはないんか?」

蓮「ソフトボールぐらいや
中学の球技大会やけどな」

瀬戸「一応できるんやな。
戦略とかはあるんかな?」

蓮「そんなんはわからん。
球技大会でできる素人や」

期待されてる感じがした。
期待されても困る所だ。

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