第775話 アドバイス

2015年1月2日金曜日

第29部-新一年生-

t f B! P L
ずーっと外で入部
希望者を待っていた。

その時間を利用して
俺は瀬戸に太極拳の動作
を見てもらっていた。

少しすると斉藤達が
帰るところだった。

そしてこっちへ来た。

斉藤「お疲れさまです」

瀬戸「んっ?斉藤か。
なんや。お前その顔は」

斉藤「ちょっと色々・・
瀬戸さんはここで何を
されてるんですか?」

瀬戸「なんもしてねぇ」

蓮「たしかにしてへんわ
ボーッとしてるだけや」

斉藤「ははっそうですか
それではまた明日です」

瀬戸「おう。お疲れ」

斉藤達は頭を下げて帰る
少し寂しそうだった。

蓮「なんか寂しそうやで
そんなんでええんか?」

瀬戸「俺は人の上に立つ
気は全然ないからなー」

蓮「なんで?瀬戸なら
人の上に立てるって?」

瀬戸「ロバートの下で
色々バカやってたいねん。
時間が共有できる間はな」

蓮「そうか・・わかるわ。
後1年だけやもんなー」

瀬戸「そうやねん。たった
1年しか残ってないねん」

ロバートは来年卒業だ。

後1年・・・まだ1年・・
どっちで捉えるかというと
後1年となってしまってた

ロバートとはもっと一緒に
いて過ごしたいと思うから

もっと一緒にいたかった。

もう少し外で待っていると
赤井軍団がやってきた。

赤井軍団が俺に気づいた。

赤井「お疲れ様っス」

蓮「あぁ。お疲れさん」

赤井「何してるんスか?」

蓮「あー。ちょっとなぁ」

瀬戸「顔が腫れてるなぁ。
誰かと殴りあったんか?」

赤井「誰ですか?あんた」

蓮「斉藤の先輩って所や。
昼休みタイマンしてたな」

瀬戸「斉藤とタイマン?」

赤井「知ってたんスか?」

蓮「あの屋上は俺がいつも
昼休み使ってるからなぁ。
上から見てたんやけどな」

赤井「恥ずかしいところを
見られたんスか・・・
すんません。負けまして」

蓮「いや。いい勝負やった
あのタイマンで認めあった
なら意味があったって」

瀬戸「ふーん。そうなんか
今年の1年は元気やなぁ。
停学・退学には気をつけろ
警察にだけは捕まるなよ」

瀬戸からのアドバイスだ。
意味が深そうで怖かった。

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ