赤井「赤雷の赤井 真です。
去年数人で乗り込んできて
神戸連合を相手に喧嘩を
売ってきてましたよね？」
蓮「まぁ・・・そうやけど
えっ？赤井って？まさか」
赤井「あっ。はい弟です」
蓮「えっ!?赤井さんの弟？
うわぁ・・・マジかいや」
赤井「俺は全然下っ端っス
兄貴と比べなくていいっス
比べられると困るんで」
蓮「比べてるわけやないよ
ただ・・・お前の兄貴には
色々相談したりして世話に
なったからなぁ。俺なりに
お前に返していきたいな」
赤井「マジッスか？
めっちゃ嬉しいんスけど」
蓮「神戸連合かぁ・・・
今頭は不在なんだっけ？」
赤井「兄貴が引退して・・
乱童も風靡も引退しました
まとめる頭は不在ですね。
今は４つの族が独立してる
状態で結構危ないですね」
蓮「じゃあ弟がなれや。
赤井さんを一番見てたから
一番相応しいんやない？」
赤井「俺じゃあ無理っス。
あの化物チームをまとめる
器じゃあないっスからね」
蓮「あの４つはなぁ・・・
確かにまとめられんなぁ」
弟はよくわかっていた。
調子にのってはいなかった
だから素質があると思った
アホではなかったから。
赤井「ひとつ聞いていい
ですか？あいつらがですね
野田さんが喧嘩売ってきた
って言ってるんですけど」
蓮「面倒くさいなぁ。俺が
一年に売るわけないやんけ
売ってきたんはあっちで
痛い目にあわせただけや」
赤井「そうなんですか」
蓮「俺でよかったもんやぞ
あんまり調子にのってたら
この学校におる２人の化物
に殺されるところやぞ」
赤井「２人の・・化物？」
蓮「お前の兄ちゃんが尊敬
してた人とその内弟子や。
冗談抜きのヤバイ人やぞ」
赤井「そうなんですか？
ヤクザかなんかですか？」
蓮「詳しくは知らんけど
ジャパンマフィアってのは
聞いたことがあるかなぁ」
赤井「インカですかね？」
蓮「そうや。インカや」
赤井「インカですかぁ・・
兄貴から聞いていますよ」
蓮「まぁ地雷は踏むなよ。
それだけ忠告しておくわ」
頼んでいたカレーうどんが
来て昼食を食べて屋上へ。
屋上で一服していた。
タバコを吸っている時に
突然ドアが開いて１年の
集団がやってきていた。
蓮「なんや？なんや？」
そこには瀬戸の後輩達の
斉藤と伊野と天野の３人。
そして赤井率いる１年集団
の対立した抗争だった。
