飛行機を乗り継いで着いた
結構な時間乗っていた。
ブラジルについて移動する
ロバートに注意を受ける。
橋本「盗難に気をつけて。
貧富の差が激しいからね。
気は張っておくようにね」
ブラジルは少し異国だった
今まで都会な国だったぶん
余計に貧困に見えていた。
電車に乗るとガムを噛んだ
悪そうな兄ちゃん達が見る
右にも左にも両方がいる。
狙われている気がした。
電車から降りてついていく
後ろを見るとついてきてた
ロバートがボソっと言う。
橋本「細い路地に入るよ。
もし来たらタイマンやで」
蓮「はい。わかりました」
ロバートも感づいていた。
そして細い路地に入った。
相手は5人ぐらいいた。
細い路地は1人ずつで戦う
その為細い路地に入った。
ついてきてた連中が来た。
そして何かを言ってくる。
ポルトガル語はわからない
喧嘩を売ってたのはわかる
相手はかなり余裕そうだ。
見た所18ぐらいの感じ。
場慣れもしている感じだ。
喧嘩の覚悟も持っていた。
そして柔道っぽい構えだ。
何かをやっていると思った
柔道なら俺も少しはできる
組技になったら対抗できる
だけど殴り倒したかった。
せっかく色々習ったから。
蓮「国際喧嘩やな。これ」
そう考えると楽しくなる。
右翼の構えを取り攻撃する
路地が狭いので廻し蹴りが
打てないのが辛かった。
だけど相手も条件は同じ。
俺は横蹴りで蹴っていた。
お互い殴りあっていた。
俺の方が強さは上だった。
でも相手は余裕そうだった
焦っている様子がなかった
少し雰囲気が変わっていた
それでも構わず殴りかかる
顔面を思いっきり殴った。
しかし相手は次の瞬間に
俺の腕を掴んで膝蹴りした
俺の体がくの字に曲がった
橋本「いかん。マズイな」
相手は俺の足を払い倒した
うつぶせになった俺に対し
裏腕ひしぎ十字固めをした
蓮「うわああぁぁぁ」
一瞬で腕に激痛が走る。
腕を本気で折ろうとしてる
路地が狭いので完璧には
入りきっていなかった。
相手は座り立ち三角締めに
移行して完璧に極めた。
息ができずに何もできない
意識がもうろうとした瞬間
ロバートが助けにきた。