橋本「まず絶対を教えとく
太極拳の基本動作が全てや
太極拳の姿勢と動作を守る
これは全ての武術で絶対」
太極拳基本はこちら
橋本「その上で基本を守る
立身中正を維持することで
バランスを失わない。
虚領頂勁と含胸抜背と
沈肩墜肘で自然体が完成や
そこに昇降動作と開合動作
を組み合わせることで攻撃
も防御もできる状態を作る
これが全ての土台基礎や。
ここに剛法や柔法を足す。
サバットやテコンドーの
ような剛法であり柔道の
ような柔法を足すだけ」
ロバートがサンドバッグを
叩き出した。サバットの
動きをやってくれていた。
そして叩きながら色々と
説明をしてくれる。
橋本「ワンツーから蹴る。
防御しながら攻撃をする。
ここに太極拳を入れる」
姿勢だけ太極拳に変わる。
サンドバッグの音が変わる
スピードも威力も違った。
連続攻撃が止まらなかった
橋本「ここでテコンドー」
テコンドーはこちら
その時蹴りの違いに気づく
蹴りの軌道と足の使い方が
普通の蹴りと違っていた。
普通の蹴りは足全体で蹴る
テコンドーは膝から下。
膝から下で蹴っていた。
その分軌道が変更できる。
ギリギリまで読めない。
普通の蹴りにテコンドーを
プラスすると読めなくなる
蹴りの攻撃を捌けなくなる
だから2種類の蹴りを使う
その為のテコンドーだった
橋本「まぁこんなとこかな
しっかり鍛錬したらいい」
蓮「これは・・強いです」
橋本「全部簡単な技やで。
基礎に基本足しただけや」
蓮「基礎と基本だけで・・
ここまでやれるなんて」
考えが前より深くなった。
瀬戸や村田は基本が大事と
言ってたけど確かに大事。
大事の意味を理解していた
つもりが理解できてない。
俺は何もわかってなかった
わかってたつもりだった。
瀬戸の言う言葉を理解する
だけの理が俺にはなかった
自分が恥ずかしくなった。
橋本「それじゃあ帰るよ。
帰る用意をしといてね」
蓮「えっ?またですか?」
急いで帰る用意をする。
急いで挨拶をして去った。
きっちり挨拶できないまま
突貫旅行って感じだった。
そして飛行機に乗る・・・
次が最後の旅行の場所・・
ブラジルへ向かった。
このブラジルが大変だった