韓国では否定されていた。
今あるテコンドーの形を
多くの人に伝えて行きたい
そうする事を目的としてた
しかしそれは叶っている。
世界で6000万人もやってる
のにこれ以上の普及を求め
てしまっても意味が無い。
次は浸透させて発展だ。
止まっていたらあかんねん
理を残しつつ発展させてく
ロバートはそう言っていた
その日の帰りにテコンドー
の型のビデオを借りた。
泊まる場所は宿舎だった。
テコンドーの民宿だった。
ロバートと同じ部屋だった
俺は共用のロビーでビデオ
を見ながら型をやっていた
9級から7級までやった。
宿舎の人達がやって来る。
俺に色々教えてくれていた
言葉はわからなかったけど
2時間ぐらいやっていた。
時間は夜中12時を廻ってた
翌日はロバートに朝6時に
起こされ外で太極拳をする
24式太極拳を一緒にやった
ロバートの24式は違ってた
スピードが色々違ってた。
決まった24式をしていない
5つの動き事にスタイルを
変えながら演舞していた。
あまりにも綺麗な動きだ。
俺は見とれてしまっていた
橋本「こんなもんかな」
蓮「動きがスゴイですね」
橋本「もう15年やからな
3倍論も取り入れてるし」
蓮「3倍論?なんです?」
橋本「時間の捉え方やね。
1日24時間はわかるよな。
これは絶対に変えれない。
なのでこういう風にする。
何かしながら何かしておく
電車移動とかで本を読む。
1人で歩いてる時に考える
これが基本的な時間間隔。
一般の人が1分でやる作業
を1としたら俺は3やる。
その3を標準にしておく。
無駄な時間を作らないって
ことやと思ってくれや」
蓮「徹底してますね・・」
余裕を作っていなかった。
時間までも利用していた。
そりゃあ差が出てしまう。
意識の違いで結果も変わる
それぐらいわかっていた。
それから俺も真似をする。
何かしながら何かをする。
簡単にできる事ではない。
最初は全くできなかった。
9時になり国技院に行って
キムさんに型を習っていた
そして型ばかり練習する。
6級から1級までをやる。
翌日もその繰り返しだった
そして最終の4日目・・・
ロバートの前で演舞する。