これ以上は拷問だった。
もうイジメに見えてきた。
ロバート「さぁ。立とうか
せっかく気も同調したし」
有也「ハアハア・・・」
有也はゆっくり立ち上がる
足はガクガクしてふらつく
気合だけで立っていた。
その姿は神戸連合に喧嘩を
売った時と同じ感じだった
四神幹部は止めたかった。
これ以上は危険だったから
でも誰も止めれなかった。
総長の意思で立ってたから
ロバートは近づいていく。
左右にフェイントをかけて
また横に回り込んだ。
さっきとは違う逆の方向だ
そこで有也は力を振り絞る
最後の力で裏拳を打った。
しかし・・・相手が悪い。
ロバートは油断をしてない
裏拳を腕で受け止め残りの
手で肝臓の位置に触れてた
防御をしてから手を触れた
わけではなくて手を触れる
のと防御を同時に行ってた
これが・・攻防一体の技術
悪魔と感じる強さだった。
ロバート「波動 衝の型」
さっきと同じ要領で打つ。
違うのは掌で打った後に
その手を引いていた。
有也がまた倒れ込んだ。
魔人「なるほどそうかぁ。
基本の動きを使うんやな」
帝「よく言いますもんね。
奥義は基本の中にあるって
基本の組み合わせでしょ」
魔人「ちょっとええかな?
ちょっと試させてくれや」
帝「嫌や。バカやないか?
あんたの力は危険やねん」
魔人「ちぇっ」
帝「ちぇっじゃないわ。
この手加減知らずがっ」
2人は口喧嘩をしていた。
ロバート「よし。終わりや
魔人よ。もうええやろ?」
魔人「あぁ。わかったわ」
ロバート「じゃあ終わり。
ありがとうございました」
それを聞いてロバートは
倒れた有也に一礼をした。
幹部「総長。大丈夫です?
しっかりして下さいよ」
四神は有也に集まっていく
ロバートに魔人と帝が寄る
これでタイマンが終わった
しかし・・・バカがいる。
幹部「おい。お前コラぁ。
これで勝ったと思うなよ」
四神の幹部が喧嘩を売る。
観客も多くメンツがある。
このままでは四神が弱いと
思われてしまうからだった
不良の意地って所だった。
有也はインカを知っている
幹部はインカを知らない。
須磨の族は昔一度インカに
潰されかけた事も知らない
この挑発が危険だった。