第735話 発勁気功

2014年11月22日土曜日

第27部-新たな道-

t f B! P L
ロバート「さぁ。立てや」

幹部「これ以上無理やろ。
もうやめさせてくれや」

ロバート「それは須磨最強
が決める事やろ。まだギブ
はしてへんみたいやけど」

有也が幹部の足を掴む。
そして有也が立ち上がった

有也「まだや・・・まだ。
勝手に終わらすな・・・」

幹部「総長・・・でも」

有也「俺が立つって思って
くれた以上は立つしかない
それが・・・総長の姿や」

ロバート「さすが。偉いな
次は違う衝撃を与えるよ。
さっきより痛くない技や」

有也「ほんまか?怖いぞ」

ロバート「ほんまやねん。
ただ・・・質が違うねん」

有也「訳がわからんわ・・
でも・・・本当に怖いわ」

有也の体は震えていた。
有也にとっては初めての
死線だったんだろう・・・

逃げ出したかっただろう。
どんなにかっこ悪くても。

俺はただ祈っていた。
死ぬな。って・・・

ロバート「じゃあ行くよ。
発勁気功「波動」の型や」

蓮「発勁・・・気功?」

ロバートが構えを解いた。
そして力を抜いていた。

だらりとぶら下げた腕は
手を握ってもいなかった。

そのまま有也に近づく。
超近距離の間合いに入った

有也はさっきの事があり
うかつに手を出せなかった

徹底的に防御をしていた。

ロバートは掌で触れていた
ただ触れていただけだった

そして触れていた手を一気
に下へ下げて手を放した。

その時有也が一緒に動く。
前に倒れようとしていた。

有也「うわ。なんでや?
引っ張られてるんか?」

ロバート「うん。同調した
これで準備は完了したな」

観客は目を疑った。
そしてある疑問を持った。

これは八百長じゃないか?
それほど怪しかったから。

ロバートは三才歩ですぐに
横へ回り込んでいた。

ロバートがまた手を触れた
指先で触れほんの少しだけ
3cm程度掌との隙間が空く

魔人「ここや。来るぞ」

その位置は肝臓の位置だ。

ロバート「波動 穿の型」

足首から体を回転させて
螺旋の力を伝えていって

体をほんの少しだけ沈める
それは一瞬の動きだった。

そして軽く掌を押し込んだ

有也「おっ・・あっ・・」

有也はそのまま倒れた。
そしてずっともがいていた

ずっと肝臓を押えていた。

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ