第727話 総長と喧嘩

2014年11月14日金曜日

第27部-新たな道-

t f B! P L
総長が殴りにかかってくる
後ろに右手を引いていた。

俺は少し前に出て間合いを
詰めてジャブを打ち込んだ

長拳の衝拳という基本の技
の体の動きを応用して打つ

腰から捻り出した回転を
左腕に伝えて肩をやや前方
に出して逆突きで打った。

ジャブはすぐに引き戻した

ゴッ・・・ズザアァ・・・

蓮「なんや?この感覚は」

稲田「ぐっ・・いってぇ。
なんや?めっちゃ重いぞ」

この一撃でもう崩れていた

総長が距離を取ろうとする
予測を修正したいのだろう

本来ならここで詰める。
だけど・・・できなかった

自分のパンチに驚いていた
威力の伝わり方がわかった

パンチの手応えがわかる。
不思議な感覚を感じていた

稲田「そんな強かったか?
この1年で何があった?」

蓮「修羅場ばっかでしたよ
じゃあ行きますよ。総長」

もう一度右翼の構えをとる
総長にゆっくり近づく。

一歩・・・二歩・・三歩。
遠距離があるが間合いだ。

総長にとって得意な距離の
中距離で戦いたかった。

四歩目・・・五歩目・・・
中距離の間合いに入った。

総長がアッパー気味に腹を
狙って打ってくる。

それを左下段払いで受ける
受けた後に肘を使って腕を
横に入れて手を払いのけた

空手に太極拳を足した動き
そして正中線を開いた。

稲田「なっ・・・ヤバイ」

左手で衝拳をみぞおちに
打ち動きが止まった所に
前蹴りを打って長拳の
里合腿で側頭部に当てた

稲田「がっ・・・あっ」

ドサッ・・・

総長は地面に倒れこんだ
全身の力が抜けただろう

総長に近寄って話をする

蓮「大丈夫ですか?総長」

稲田「つっ・・・あかんわ
ちょっと立てへんわ・・」

蓮「掴まって下さい。」

総長をおぶってベンチへ。
そこで楽に座らせた。

稲田「あー。強なったなぁ
手も足もでんかったわぁ」

蓮「総長は引退してから
もう1年ぐらい経ちますし
体がなまって当然ですよ」

稲田「そんななまったか?
結構自信があったけどなぁ
蓮が強すぎて驚いたわぁ」

蓮「色々ありましたから」

稲田「話ししてくれや。
この1年間であった事を。
ちょっと聞きたいわ」

総長に総長が引退してから
の出来事を色々と話した。

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