瀬戸「簡単に言ったら
無駄な力がない状態やな
リラックスって意味や」
蓮「あ~。それやったら
なんとなくわかるかな」
瀬戸「わかってるんか?
間違ってる人も多いねん。
リラックスっていうのは
気を抜く事やないねんぞ」
蓮「あれ?そういえば」
リラックスをする時って
気も抜けていた気がする
ここで言う気とは意識の
事であって功ではない。
瀬戸「リラックスをして
ダメになる人も多いねん
リラックスも教えれない
人もおるって事やから」
蓮「肩の力を抜けって
言ったりするよなぁ」
瀬戸「肩から下の力を
抜くっていうのが正しい。
そうやんね?ロバートって
ああっ!!寝てるやんけ」
蓮「ずっと寝てたけどな」
瀬戸「ずっと忙しいもんな
まぁ寝かせてあげるかな」
瀬戸は上着を脱ぎロバート
に学生服を羽織らせてた。
瀬戸「これでよしっと。
じゃあ続きを話しするか。
緊張が力みが入った状態。
ボーッとしている時が脱力
しすぎている状態やねん。
自分の力の本来ってのを
100%とする。力みが入って
しまったりすると本来の力
は出せずに終わってしまう
つまりいつでも100%にする
ためには力みと脱力をして
コントロールをするねん」
蓮「どうやってやるん?」
瀬戸「丹田に内功を集めて
全身に氣を打ち出すねん。
と言ってもまず無理やな。
最初のうちはこれをやれ。
イメージ解放やねんけどな
手に全ての緊張を集めたと
想像して固い物に全力で
手の腹をぶつけるねんや。
そうすれば解放される。
緊張はどっかに飛んでる」
蓮「イメージするんかぁ。
なるほどなぁ~」
瀬戸「さらに教えておく。
120%ってのはわかるか?」
蓮「限界以上の力かな?
精神論な気もするけどな」
瀬戸「限界以上じゃない。
精神論でもあらへんねんや
120%=100%が本来の形や。
しかし100%なんてできへん
100%が引き出せないねんや
だから120%って言ってる。
それが一般の理論やねん。
一般の理論に合わせるけど
120%は力みと脱力の割合や
80%の力みと20%の脱力が
120%を可能にするねんや」
蓮「数学なんかな。難しい
感じがするけど覚えとく」
インカにとっては一般論の
120%が当たり前の考えだ。
120%を出すとか出さないや
そんなレベルと違い120%を
出して戦える人達だった。