第696話 肯定か否定

2014年10月26日日曜日

第26部-インカの智-

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瀬戸「繋ぎ方は簡単やねん
馬の目の前にニンジンを
ぶら下げて走らせるねん。

厳しい時には厳しい後に
何が待っているかを教える

楽しい時には楽しいままで
ノルマを与えてどれだけ
時間がかかってもいいから
そのノルマを達成させる」

蓮「えーっと・・・つまり
理由を作るってことか?」

瀬戸「いや。そうじゃない
柔軟に対応してるだけや。
やるのは生徒や。生徒の
やりたいように合わせる。
そこに指導をつけるだけ」

蓮「やらされてないのか?
自主的にやってるんか?」

瀬戸「ほとんどそうやな。
絶対に外せない部分は強制
的にやらせてるねんけどな
太極拳とか型ってのはな」

蓮「はぁーそりゃ伸びるわ
なんか完璧すぎるわぁー」

瀬戸「ロバートが俺達に
そう教えてきてるからな。
俺は真似ているだけや。

アメとムチってのはな。
繋ぎ方で効果が変わる。

繋ぎ方は色々あるねん」

蓮「その繋ぎ方やなぁ。
難しいポイントってのは」

瀬戸「理があれば繋げる」

蓮「そこも理なんかいな」

瀬戸「まぁまとめるとな。
矛盾っていうのは必然や。

起こっても問題はないねん
問題は対応のしかたやな。

矛盾を否定する人は固い。
否定しない人は柔軟やな。

突然起こる出来事に反応
できるんが肯定派や。

反応出来ないのが否定派」

蓮「対応のしかたかいな。
なるほどなぁー。深いな」

これは捉え方と考え方の
違いによって出てくる話。

例えば目の前で交通事故が
起こったとしよう。

その時普通は反応できない

事故が起こると思ってない
現実を受け入れられない。

救急車を呼ぶと思ってても
すぐに行動が起こせない。

それが矛盾の否定派って事
逆にできるのが肯定派だ。

普通空手や柔道をやってる
武道家と言うのは頭が固い

矛盾なんてもちろん否定だ
しかしその否定は一方的。

そういった所もあった・・
インカも同じと思ってた。

しかしここで曲げてくる。
変化球にも対応していた。

そして俺はさらに奥を知る

瀬戸「じゃあ次はそのまま
矛盾の延長を教えていく。

自分の選んだ行動に正解と
いう答えは存在しない。

選んだ行動を正解にする。
間違ってても正解に変える

それが強さであり希望や」

これはロバートが提唱した
リーダーシップのとり方だ

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