第695話 構えの基本

2014年10月25日土曜日

第26部-インカの智-

t f B! P L
瀬戸「じゃあ授業に入るぞ
今日は矛盾を教えようか」

蓮「は?矛盾って?あの
おかしいって意味のか?」

瀬戸「そうや。その意味」

蓮「矛盾(むじゅん)は
さすがにわかるけどなー。
と言いたいが聞こうかな」

瀬戸「黙って聞いておけ。
まぁ矛盾って言うのはな。
別に悪い事ではないねん」

蓮「そうなんか?でもよく
話とかで矛盾してるとかで
言われたりしてるけどな」

瀬戸「そういう人ってのは
突然の事に対応ができない

いわゆる頭が固い人になる

矛盾ってのは必然に起こる
同時に起こらん理がある」

蓮「ごめん。難しいねん」

瀬戸「まず答えをひとつに
求めてしまうとそうなる。

答えを複数持っていいねん
複数持つと矛盾が起こる」

蓮「んん・・わからん」

瀬戸「そうやなぁ・・・
例えばよくある事で言うと
スポーツとかであるかな。
部活とかで別れるやろ。

楽しく練習すればいいのと
勝つ為に厳しい練習する」

蓮「あー。なんとかわかる
そうやって分かれるよな」

瀬戸「どっちが正解や?」

蓮「そう言われるとなぁー
んーやっぱり勝ちたいから
勝つ為に厳しい練習かな」

瀬戸「そっちを選ぶんか」

蓮「あれ?間違ってる?」

瀬戸「間違ってはないやろ
矛盾の起きない考え方や」

蓮「なんか納得できへん。
瀬戸はどっちなんや?」

瀬戸「どっちも正解や。
ただ相反した理があるため
ひとつにまとまる事がない

楽しい練習は継続できる。
しかし実力はつかない。

厳しい練習は継続できない
しかし実力はついてくる」

蓮「あー。なるほどなぁ。
でもそれは矛盾なんか?」

瀬戸「楽しいも厳しいも
どっちも否定しなかったら
それは矛盾と思われるねん
一般論から見た場合にな」

蓮「そやなぁ・・・じゃあ
もしそうなった場合って
どうやったらええんや?」

瀬戸「簡単な事やねん。
アメとムチを使うねんや」

蓮「アメとムチを?
それでいけるんかいや?」

瀬戸「繋ぎが必要やねん。
アメとムチを繋ぐところを
しっかりしてればいける」

蓮「繋ぎとかあるんかい。
そんなん誰も知らんって」

アメとムチは指導方法では
基本にあたる指導方法だ。

だけど上手に使えないから
指導としては不適切という
指導者も多かったりする。

不適切なのは指導者の方だ
最適を身に付けてないから

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ