第681話 基本脚型

2014年10月11日土曜日

第25部-インカの武-

t f B! P L
村田「じゃあ教えるぞぉ」

村田が技を見せてくれた。

弾腿(タントゥイ)
前方に真っ直ぐ蹴りだす

正錫腿
(ヂョンティートゥイ)
爪先を額に向かって
蹴りあげる

斜錫腿
(シェティートゥイ)
爪先を反対側の耳に
向かって蹴りあげる

側錫腿
(ツォティートゥイ)
爪先を側頭部に向かって
蹴りあげる

拍脚(パイジャオ)
肩と同じあるいはそれより
高い位置で足の甲を
打ちつけ大きな音をならす

外擺腿(ワイバイトゥイ)
足を内側から外側に
向かって扇形に振り払う

里合腿(リホートゥイ)
足を外側から内側に
向かって扇形に振り払う

これが基本の脚型だった
これは柔軟性が問われた。

村田「お前少し固いな。
少し柔軟したらええぞ。
股裂きぐらいまでいけや」

俺はそれなりに柔らかい
体だったけどおしかった。

ギリギリ股裂きができない

それからというもの・・・
柔軟という項目が増えた。

しかしさほど苦でもない。
それは村田から教えて
もらったやり方だったから

日常生活にこう言った事を
取り入れればいいと聞いた

風呂から出てテレビを
見ながら柔軟をしていた。

そうすると苦ではなかった

何かをしながら何かする。
これが続く秘訣であったし
要領の良さを覚えていける

できる人に変わっていく。
そういう性質も持っていた

それから1ヶ月取り組んだ
もう2月の半ばだった。

1ヶ月間毎日やっていると
当たり前のようにできる。

蓮「よし。これでOKや」

すぐ瀬戸と村田に見せた。

瀬戸「おぉ。上達したな」

村田「俺が教えたからな」

2人は俺を認めてくれた。
それが俺は嬉しかった。

村田「まだ調子にのるなよ
これで基礎と基本ができた
だけにすぎんねんからな」

瀬戸「調子のってええやろ
この時調子のってたやん」

蓮「なんや。そうなんか」

村田「あの時若かったしな
喜んでしまう頃やねんや」

2人とは仲が良くなってた
色々話す機会が増えていた

瀬戸「まぁでもなー。卓。
こっからどうするかなぁ」

村田「三才歩と反三才歩。
崩拳と正拳突きを教える」

それはインカの基本打撃。
そして基本歩法だった。

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