第668話 瀬戸の弟子

2014年9月28日日曜日

第25部-インカの武-

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瀬戸「どうしたんすか?」

瀬戸が外にやってきて
俺は少し緊張をしていた。

橋本「あんなぁ。明さぁ。
そろそろ内弟子とるか?」

瀬戸「はっ?なんでです?
別にいらないんですけど」

橋本「ええやん。とれや。
お前には内弟子が必要や」

瀬戸「そうですかねぇ?
生徒達がいますけど」

橋本「生徒達に教えるのは
表の部分しか教えへんよ」

瀬戸「そうなんですか?
俺教えてもらいましたよ」

橋本「明は俺の内弟子や。
裏の暗の部分は内弟子に
しか教えへんもんやねん」

瀬戸「そうなんですかぁ」

橋本「俺は今まで内弟子を
6人とって教えてきたわ。

そのなかでもな・・・
俺の系統を純粋に伝えてる
のは明と卓だけやねんや」

瀬戸「まぁそうでしょうね
一番長く付き合いあるし」

橋本「しか~し。その2人
は自由にいてもらうために
内弟子をとらせなかった」

瀬戸「そうでしたっけ?
全員の指導する為でしょ」

橋本「まぁそれもあった。
でもそれももうええかな。
2人で1人を育ててみろ。

2人は内弟子が必要な頃や
人を育てていってみろや」

瀬戸「人を育てるんかぁ。
考えた事もなかったなぁ」

橋本「好きにやればいい。
明の育て方次第で簡単に
人は変わっていくもんや」

瀬戸「でも誰をですか?
インカの誰かをですか?
それとも予備軍ですか?」

橋本「いや。違うねんや」

瀬戸「じゃあ誰をです?」

橋本「野田君を育てよう」

瀬戸「はぁ?なんでです?
野田は関係ないんですよ」

橋本「関係はないけどねぇ
野田君は純粋やねんよな。
明と卓に喧嘩売るぐらいや
それぐらい根性もあるし」

瀬戸「まぁ。確かになぁ」

橋本「同じ学年同士やし。
明とは同じ学校通ってるし
卓とは同じ地域に住んでる
まぁちょうどええやんけ」

瀬戸「でも俺達はそんなに
教える時間取れないですよ
それでもいいんですか?」

沢田「そこは俺も手伝うわ
今まで教えてくれてたしな
俺達に恩を返させてくれ」

瀬戸「うーん。わかった。
じゃあ野田を育ててみます
でもどう育てるんです?」

橋本「その辺りは後でや。
卓にも話をしたいからな。
ちょっと卓呼んできて」

瀬戸「じゃあ入れ替わるよ
ちょっと待っててね~」

瀬戸が村田を呼びに行った
今度は村田がやってきた。

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