そして後日・・・白木から
話し合いの連絡を受ける。
話し合いの場を作り話した
引退を撤回してと頼まれる
俺の意見は変わらない。
新しい次の代の頭は幹部で
決めてくれとだけ伝えた。
本気の決意が滝に伝わった
翌日・・前総長の稲田総長
の元へ行き頭を下げた。
せっかく託してくれたのに
たった半年で終わる事に。
稲田総長は何も言わない。
ただ黙って聞いてくれた。
そして・・・一言だけ・・
歴代の羅針でもたった半年
の七代目総長が一番強くて
他からも認められてたな
そう一言だけ褒めてくれた
そして滝に特攻服を渡した
総長仕様の特攻服を返した
次の代に渡してほしいと。
蓮「どうした?受け取れ」
滝「マジかいや・・・。
マジで引退するんかいや」
蓮「あぁ・・・引退する。
八代目は好きにしてくれ」
この瞬間・・・引退式を
迎えずに引退を済ませた。
俺が引退した事は隠される
滝達は引退を隠していた。
八代目が決まるまでは表に
出さないと思っていた。
そして平穏な日々になる。
学校へ行ってもつまんない
楽しいんだけどつまんない
心に満足感が無かった。
ロバートに引退をした事を
話したくて挨拶に行った。
放課後に生徒会室へ行った
おそるおそるドアを開ける
しかしドアが開かなかった
橋本「今日は休みやけど。
生徒会に何か用かな?」
ロバートが俺に声をかける
隣の用務員室から出てきた
お茶を飲んでいたらしい。
黙って勝手に入り込んで。
蓮「いえ・・・ロバートに
話をしたい事があって。
少しお時間いいですか?」
橋本「俺に話しがあんの?
いいよ。聞いてあげるよ」
族を引退した事を話しした
一通りケジメをつけたと。
橋本「へぇ~。引退ねぇ。
まだまだ期間あるのにね」
蓮「僕には重かったです。
信頼もされてなかったので
ダメな総長だったんです」
橋本「ふーん。それはなぁ
野田君が決める事じゃない
野田君の周りが決める事や
ダメかどうかってのはな。
族を自分の勝手で扱ったり
自分のモノみたいにして
下に命令したりしていたら
まぁダメだと思うけどね」
蓮「それはしていません。
アムリタ教典に背きます」
アムリタ経典は守ってた。
あれが俺の全てだったから