第650話 カレーパン

2014年9月11日木曜日

第24部-内部紛争-

t f B! P L
先生「お前根性あるよな。
正面から喧嘩するなんてや
こうなる事わかってたやろ
なんで喧嘩売ったんや?」

蓮「許せへん事したからや
それ以外理由があるかい」

先生「そうか。じゃあ今日
の所は見逃しといたるわ。
でも次来たら許さんからな
どんな理由があろうとな。
じゃあ早く帰れ。ほら。」

先生は見逃してくれた。
何事も無い様にしてくれた

蓮「くそっ。なんやねん。
なんで情けをかけられた」

俺は子供扱いされていた。
それがとても悔しかった。

俺は一度学校へ行った。
自分の学校へ行ってみた。

ただ遠くから眺めるだけ。
普段の日常が違くみえた。

その時ロバートが学校を
抜け出しているのを発見。

蓮「えっ?なんでなん?」

ロバートは辺りを見回す。
そして俺に気づいた。

橋本「おう。野田君。
ちょうどよかったわ。
急いでミスドへ行ってくれ
早く。急いでくれやぁ」

蓮「えっ・・あっ。はい」

ロバートはすぐに後ろへ
座り俺に命令をした。

俺が私服で学校をさぼった
事を何も聞かなかった。

それが少し嬉しかった。

橋本「ちょっと待っててね
すぐに買い終わるからさ」

蓮「あっ。はい・・・」

ミスドの前で待っていた。
しばらくして出てきた。

橋本「いやー。買えたよぉ
セールやからカレーパンが
100円やったん忘れてた」

蓮「それだけなんです?」

橋本「それだけやけど?
十分な理由やないかいや」

蓮「あっ。すいません」

橋本「昨日由紀と京子に
頼まれてたんを忘れててな
こういう事なってんけどな
野田君おって助かったわ」

蓮「ははっ。そうですか。
僕はびっくりしましたよ」

バイクに乗って学校へ戻る
その間に色々聞かれた。

俺はその全てを話しした。

俺の決めた覚悟も・・・
辛かった心情も全て言った

橋本「ふーん。なるほどね
結構大変やなぁ。野田君」

蓮「全部上手くいかなくて
覚悟を決めてもダメです」

橋本「そんな覚悟を決める
必要無いと思うけどなぁ」

蓮「いえダメなんですよ。
僕じゃあダメみたいです」

それから少し黙った。
そして学校へ着いた。

橋本「ちょっと待ってて。
カレーパン渡してきたら
すぐに戻ってくるからさ」

蓮「えっ?でも・・・」

ロバートは塀を登って
学校の中へ入っていった。

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