蓮「おおっ。貯まった」
ずっとアルバイトをして
小遣いも貯めてやっと
遂にお金が貯まった。
バイクを買う金ができた
中古の単車が買える。
バイトを始めて3ヶ月。
柔道をやったりして少し
遠回りもしたけれど・・
俺はさっそく外に出掛けた
一度滝に紹介してもらった
バイク屋に聞きに行った。
蓮「すいませ~ん。」
店主「はい。おう。なんや
羅針の総長やないかぁ」
蓮「そんな呼び方しないで
下さいよ。恥ずかしいし」
店主「はははっ。そうか。
で今日はどうしたんや?」
蓮「バイクを買いたくて。
250cc ぐらいの単車で15万
ぐらいのあったでしょ?
あれを確認したくて」
店主「あー。あれかぁー。
あれはもう売れたけどな」
蓮「えぇ~!!マジでぇ?」
その場に崩れ落ちてしまう
店主「なんやぁ?どした?
他にも色々あるやんけ」
蓮「15万で中古で250cc
の単車なんて無いやんか」
店主「ん~。そうやなぁ。
俺も商売でやってるしな。
事故車が入ってこんとなぁ
あんな値段で売れへんし」
蓮「そうなんですかぁ・・
わかった。すいません」
とってもショックだった。
ショックなまま帰っていく
店主「おい。ちょっと総長
ええ単車が入ったらよぉ。
また連絡したるからやぁ」
蓮「はぁ~。ショックや」
ショックに打ちひしがれて
歩いていると有也と出会う
有也「おう・・・蓮か。
お前・・どうしたんや?」
蓮「今は無理やわ。有也。
俺今ショック受けてるし」
有也「何があったんや?」
蓮「絶対話さへんけどな。
かっこわるすぎるからぁ」
そのまま通り過ぎて帰った
蓮「うーん。あかんなぁ。
どうすればええんかなぁ」
少し考え込んだ。
あの店に単車は売ってると
思いアテにしていたから。
次の日の学校・・・
学校でバイク雑誌を読む。
蓮「う~ん・・高いなぁ」
新車の値段を見ると60万
以上もするのばっかだった
美樹「何してんの?野田君
朝からエロ本ばっか見て」
蓮「あ~。羽田さん驚いた
エロ本じゃないからこれ。
もう~。びっくりするわ」
羽田さんが席にやってきた
そこから色々と話をした。