蓮「あの・・・俺さぁ」
川島「ん?どうしたの?」
蓮「あの・・・その・・・
俺・・・川島さんの事が」
ピリリリリ。ピリリリリ。
携帯電話の音が鳴った。
蓮「ごめん。ちょっと」
くそっ。タイミングが悪い
誰や。こんな時に・・・。
電話の相手は玉置さんだ。
電話に出て話を聞くと
バイトを変わってほしい
という内容の話しだった。
蓮「あー。わかりましたぁ
じゃあその日代わります。
はい。はいお疲れ様です」
急いで電話を切った。
蓮「ゴメン。バイトの時間
代わってって電話やった」
川島「ふーん。で?」
蓮「で?って」
川島「俺川島さんの事が?
続きはなんなのかなー?」
蓮「あっ。えっと・・・」
さっきの雰囲気とは違った
告白のタイミングを逃した
でもこれでよかった。
今日初めて遊んでるから。
まだ告白をしてはいけない
蓮「俺・・川島さんの事が
もっと知りたいなぁって」
川島「えっ?うちの事を?
なんで?意味わからんし」
川島さんは動揺していた。
言葉がさっきと変わってた
蓮「意味はわかってほしい
俺・・・多分・・・いや。
本気で好きやねんな」
川島「えっ?マジで?
でも野田君モテルやろし。
遊ばれるのは嫌やし・・」
蓮「遊びな訳ないやんか。
本気で真剣な気持ちや・・
それに俺は・・・まだ・・
女の子と付き合った事が
ないから・・・川島さんを
退屈させるかもしれんし
自信なんて何もないし」
今の自分を自分自身で
かっこ悪いと思った。
かっこつけれなかったから
川島「そんなん言われても
退屈とか自信とかは・・・
ウチも付き合った事ない」
蓮「だから・・・へっ?
付き合った事ないって?」
川島「・・・うん。
なんかみんなと一緒におる
から彼氏がおったりしそう
な感じがされるねんけど。
ウチは付き合った事ない」
蓮「いや。でも。えっ?
そんなかわいいのに?」
信じられなかった。
騙されているかと思った。
川島「告白は先輩とか・・
何回かされるねんけど・・
自信も無いし飽きられたら
振られるのが怖いし・・・
今は彼氏ができるよりも
学校のみんなと遊んでいる
ほうが楽しいし・・・」
なんか共感する部分が多い
言ってる事が伝わってくる