第632話 邪魔者は誰

2014年8月26日火曜日

第23部-恋愛彼女編-

t f B! P L
男「おーい。真由ー。
どこ行くねんやぁ?」

真由「ちょっとね。
知り合いがいたから少し
声をかけておきたいだけ」

真由が俺達へ向かってくる
俺は気づかずに教えていた

蓮「そうそう。そんな感じ
それで中指を抜くねんや」

川島「中指ねっ。えいっ」

ボールが少し曲がっていく
そしてストライクをとった

川島「きゃ~。やったぁ」

またまたハイタッチ。
バカな感じが楽しかった。

蓮「はははっ。・・ん?」

真由「こんにちは。野田君
なんか楽しそうやんね?」

そこに真由がやってきた。

蓮「なんやねん。お前。
俺の邪魔せんとってくれ」

嫌な予感がした。

真由「邪魔?邪魔なんは
そこの女の方やない?」

真由は川島さんを指さした

川島「・・・えっ?ウチ?
あっ。・・・すいません」

蓮「何言ってるねんな。
お前が邪魔なんやろーが」

真由「あたしがいながら
他の女と遊ぶなんてさぁ。
それって浮気やないの?」

蓮「訳がわからんねんや。
何が言いたいねんや?」

浮気・・・?なんでや?
なんで変な事を言うのや?

真由がなんらかの邪魔を
しようとしてるのはわかる

でも俺には読みきれない。

川島「なんかすいません。
彼女に誤解されたみたいで
もう一緒に遊ばないので」

蓮「えっ?彼女やないで」

川島さんに誤解された。
それが真由の狙いだった。

真由「じゃあ早く帰ってよ
そんでもう会わんとって」

蓮「違うって。川島さん。
待ってや。帰らんとって」

川島さんは困っていた。
自分が邪魔者になっている
様に勘違いさせられていた

変な空気になっていた。

川島「いいわ。うち帰る。
ごめんね。なんか・・・」

川島さんが帰る事を選んだ

蓮「ちょっと待って・・」

俺は川島さんの腕を掴んだ
掴まないと終わると思った

川島「放してよ。帰るし」

蓮「あかん。放せない」

放せば終わる気がした。
無条件で終わりそうだった

そうはさせたくなかった。
だから腕を放せなかった。

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