恋のライバルがいた事を
知ってしまってから俺も
気持ちを伝えたくなった。
だけど・・・言えない。
ロバートがそう言ったから
告白はするなと・・・
俺はそれを守るしかない。
理由なんて別に無いけど。
ロバートが俺の為に昼休み
を裂いてアドバイスをして
くれたんやから・・・
川島「野田君はどうなん?
学校でモテたりせんの?」
蓮「俺は別にモテへんよ~
モテテたら土曜日の合コン
なんて行ってなかったし」
川島「そりゃそうやんね。
そうそう。野田君ってさぁ
ボーリングってできる?」
蓮「まぁ。少しぐらいなら
そんなに上手くないけど」
川島「じゃあ今からさぁ。
ボーリングせぇへんかな?
今度みんなでボーリングを
する約束してるんやんか。
少し練習しときたいしさ」
蓮「あ~。そうなんやぁ。
ええよ。じゃあしよっか」
川島さんとマクドを出る。
近くでボーリングをする事
になったので移動した。
受付をしてシューズを借り
ボールを選んで準備をした
蓮「よっしゃあ。行くぞ」
川島「ちょっと待ってよ。
順番はあたしからやで~」
蓮「あっ。そっか・・・」
川島さんが笑ってくれる。
それがなんか嬉しかった。
綺麗なフォームで投げる。
一投目からストライク。
川島「きゃ~。やったぁ」
蓮「すげぇ。やるやんか」
2人でハイタッチをする。
なんかデートみたいだった
蓮「よっしゃあ。俺もや」
川島「頑張って~」
以前教えてもらった通りに
ボールを投げてみる。
俺もストライクをとった。
蓮「えっ?マジで?」
川島「すごい。上手やん。
フックかかってたやんか」
蓮「えっ?フックって?」
川島「えっ?知らないの?
ボールが曲がってくねん。
うちにもフック教えてよ」
ボールの軌道が直線的では
なくて曲線的な方が良い。
ストライクを取るにはその
投げ方の方が良かった。
俺は以前に瀬戸から教えて
もらった通りに教えてた。
教えている俺を観客は見る
??「あれ?野田君やんか。
誰や?あの女は・・・」
それを見られたくない女に
見られる事になるなんて。
そこに・・・あいつがいた
真由が他の男と遊んでいた