川島「そこで遊ぶの?
女の子とかも一緒に?」
蓮「いやぁ。うーん。
男同士の方が多いけど。
まぁ工業高校やしねぇ」
族の連中とは言えない。
ヤンキー女とは言えない
返事にかなり困ってた。
川島「あ~。そっかぁ。
工業高校はどんな感じ?
なんか工業高校ってさぁ
変な人が多くない?」
蓮「あー。多いかなぁ。
主に2人ぐらいやけど」
ロバートと瀬戸が浮かぶ
それに生徒会のメンバー
一般の人からすると変だ
川島「なんか気持ち悪い
感じの人が多くて・・・
電車でめっちゃ見てくる
からキモイって思うし」
蓮「あー。そっちの変?
キモイ方の変って事ね」
川島「何やと思ったの?
キモイ以外ないやんか」
蓮「いやー。変ってのは
村田みたいな珍しい人の
事を言ってと思ってさ」
川島「あー。そうやね。
村田君も確かになんか
変やもんねぇ~」
話がなんとかかみ合った。
村田がいなかったら絶対に
かみ合ってなかった。
それからも楽しく話をした
少し距離が縮まった感じだ
ピリリ・・・ピリリ・・・
楽しく話をしている時に
川島さんの携帯が鳴った。
川島「ちょっとごめんね」
川島さんは移動をせずに
その場で携帯電話に出た。
川島「はーい。もしもし。
あっ。うん。大丈夫やけど
どうしたん?うん・・・」
仲が良さそうな人との会話
男か女かが知りたかった。
川島さんが電話を切ったら
つい聞いてしまった・・・
蓮「誰から?学校の人?」
川島「うん。石橋君から。
土曜日バスケ部の試合の
応援に行かへんか?って」
蓮「バスケ部?なんで?」
川島「なんかぁ・・・」
川島さんは自分からは
言いたくなさそうだった。
バスケ部の先輩が川島さん
の事を好きらしくて何回か
告白されてたみたいだった
石橋はバスケ部の先輩から
よく頼まれているらしい。
蓮「あ~。そうなんや」
先にライバルがいたとは。
まぁいない方がおかしいか
蓮「他にはおらんの?
川島さんの事を好きな人」
川島「えぇ~。わからんし
あたしそんなモテへんよ」
川島さんは否定していた。
それがとてもかわいかった
かわいい子が否定してると
なんか好きになってしまう