第628話 アリとキリギリス

2014年8月23日土曜日

第23部-恋愛彼女編-

t f B! P L
蓮「わかりました。
そうしてみます。後・・」

橋本「まだ何かあんの?」

蓮「昨日なんですけどね。
なんか男からすごくモテる
エロい感じの女と話してて
なんか変な事に・・・」

昨日の事を詳しく話した。
真由が途中で帰った事まで

橋本「ふ~ん。野田君って
そういう恋愛がしたい?」

蓮「そういう恋愛とは?」

橋本「体だけの付き合い。
セフレみたいな恋愛かな」

蓮「いやいや。そんな恋愛
なんてしたくないですよ」

俺は必死で抵抗をした。

橋本「ふーん。ならいっか
その真由って子ってのはね
男と浅い付き合いをして
きてると思うねんけどな」

蓮「でもモテテますよ。
男の感覚に合わせてます」

橋本「心が無いねんやんか
女が体から男を攻めてたら
結局心が無い状態やねん。

それで恋愛しても残らない
大事にされる恋愛じゃない

体でしか繋がりがないなら
物と一緒や。飽きられたら
そこで終わりでしかない」

蓮「なんかそれ辛いですね
何で泣いてたんでしょう?
俺・・何もしてへんのに」

橋本「後悔ちゃうかな?」

蓮「後悔・・・ですか?」

橋本「結局今までその子は
男にとって都合のいい女で
しかなかった事に気づいて
しまったんちゃうかな?」

蓮「そうなんですかね」

橋本「後悔するもんやしな
好き勝手やってきた分な。
アリとキリギリスの話の
キリギリスやねんからな」

蓮「アリとキリギリス?
あの昔話の話ですか?」

橋本「そうそう。それ。」

アリとキリギリスの話は
みんな知っていると思う。

夏に冬の準備をしていた
アリは冬を楽しく過ごした

それに比べて夏を自由に
過ごしてたキリギリスは
冬になって全てを後悔した

簡単にまとめるとそんな話

蓮「なんかかわいそうや」

橋本「同情はするなよな」

蓮「えっ・・・?」

橋本「同情したらあかん。
同情すると深みにはまる」

蓮「深みにはまるって?」

橋本「女の気持ちに共感
してしまって落ちていくぞ
そいつの悩みは深いから」

蓮「そうなんですね・・・
すみませんでした・・・」

橋本「そいつはほっておけ
野田君は相手にせんでええ
他の男の憧れでええねん」

今が楽しければいい人達と
今後も楽しくしていく人達
とは分けるという事だった

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