蓮「よぉ。瀬戸。来たぞ」
瀬戸「あ？呼んでないぞ」
１時間目の休み時間に瀬戸
のクラス６組に行った。
蓮「昨日言ってたやんけ。
話があるなら明日って」
瀬戸「あれ？言ったっけ？
まぁええわ。なんやねん」
蓮「詳しい事は昼休みに。
いつもの場所で待ってる」
瀬戸「今話せや。うざい」
蓮「じゃあ昼休みになぁ」
瀬戸「おい。今話せって」
聞いてないふりをして帰る
瀬戸とゆっくり時間をかけ
相談をしたかったから。
その日の昼休み・・・
屋上で瀬戸を待っていた。
ご飯を食べて10分後・・・
瀬戸とロバートが来た。
蓮「あっお疲れさまです」
橋本「連続で呼び出しって
そんなに進展があんの？」
瀬戸「ロバートの責任です
簡単に人にかまうからや」
蓮「えっと・・・あのー」
俺の恋愛相談が迷惑そうだ
なんか露骨になっていた。
蓮「なんかすいません。
迷惑をかけてるみたいで」
橋本「じゃあ今日は何？」
３人で座り込んで話する。
蓮「えっとー。実はですね
今日は聞きたいことが２つ
ありましてですね・・・」
メインは川島さんのこと。
ついでは真由のことだった
川島さんとは今日の放課後
に会ってデートをするけど
どうしたらいいのか？
相手は俺にそんな気がない
そういう状態でどうするか
不安を消したかったから。
川島さんの特徴を話しした
可愛くて控えめな女の子。
気取らずによく笑う女の子
普通にモテそうな女の子。
俺の知ってる限りの全てを
橋本「ふーん。そうなんや
まぁ表面的にはええやん」
蓮「表面的にいいって？」
橋本「節操があるって事や
最初から私を知ってほしい
みたいな女やないって事」
蓮「その方がいいですか？
最初から一気に言ってきて
くれた方がいいですけど」
橋本「そんな女やったら
モテへんし頭が悪いだけや
女には女のかわいい見せ方
があるねんやんか」
蓮「え～。じゃあまさか
それは計算って事です？」
橋本「そこまでは知らん。
でも八方美人やないかな」
蓮「八方美人って・・・」
八方美人・・・この言葉の
意味を理解せずにいると
その女は悪い女に聞こえる
俺はその勘違いを修正する
ロバートはこう説明した。
