蓮「真由は自分の答えを
持ってて羨ましいわぁ」
真由「答えなんかな？」
蓮「答えやと思うけど？
みんな恋愛の事聞いても
わからんもんやって。
なんで好きなんかも・・
付き合いたい気持ちも」
真由「あはは。そういう
人っていうのは恋に憧れ
てるだけやねんって」
蓮「は？憧れてるだけ？
ウソやん。みんな偉そう
に上目線で話すやんか」
真由「うーん。野田君は
ちょっと違うからなー。
わからんかもしれんけど
男ってモテたがるねん」
蓮「それは俺もやけど」
俺だってモテたい・・・
そういう願望はあった。
真由「でも野田君って。
女の恋愛みたいな感じで
モテたいように見えない
それがいいんやけどね」
蓮「あー。それはなぁ。
先輩に教えてもらった。
でも女の恋愛って？」
真由「多数の女はいらん
好きな人から好かれれば
いいっていうのがそう」
蓮「それが普通やろ？」
真由「それが違うねん。
男は好きでもない女でも
簡単に付き合えるもん。
女でも言える事やけど」
蓮「え～？そうかぁ？」
真由「そうやで。だって
男は女の体を求めてる。
気持ちとか無視するし」
蓮「いや・・・それは
お前の場合だけやろ？
なんか格好もエロいし」
真由は見た感じがエロい
そりゃあ男はそうなる。
真由「違うよ。うちは
男のそういうのわかった
上でこうしてんの～」
蓮「わかった上で？」
真由「うん。そやけど」
真由は真由で合わせてた
女が男との感覚の違いを
修正してたからモテてた
真由は何も努力してない
ようで努力をしてた。
真由「女の場合はねぇ。
好きな人がいなかったら
最低条件をクリアして
たら付き合う女多いよ」
蓮「何？最低条件って」
真由「食いついたねぇ。
じゃあ遊んでくれたら
続きは教えてあげるよ」
蓮「えっ・・・いやや」
真由「まぁまぁ。そんな
こと言わんと遊んでよ」
真由はスッと腕を組む。
ごく自然に組んでくる。
その感覚が心地よかった
女と付き合った事がない
男が恋愛経験豊富な女と
遊ぶというのは怖かった
誘惑に負けそうになる
