第607話 はみだし者

2014年8月14日木曜日

第23部-恋愛彼女編-

t f B! P L
瀬戸「考えて話してるか?
女目線で話をするように」

蓮「女目線がわからんねん
どうやったらええんや?」

瀬戸「話を聞くんやけどな
あの子は緊張してるみたい
やから音楽や趣味を聞いて
引き出しをまず出させろ」

蓮「引き出しを出すの?」

瀬戸「自分の知ってる内容
の話ってのは話しやすい。

そういう何か引き出しをな
男が引き出してやるねん。
引き出したら話させろよ」

蓮「そうやるんかいや」

瀬戸「後は名前を呼ぶねん
苗字でもええからな。

名前を呼ばな距離が縮まる
事はないねんからな。」

蓮「あ~。なるほどなぁ」

瀬戸「後はこれだけ覚えて
おいて接するようにしろ。

女の前ではかっこつけるな
女は楽しい雰囲気が好き」

コツを聞いた気がした。

席に戻ってから少しして
その通りにやってみる。

蓮「部活とか入ってる?」

川島「入ってないです。
バイトしてるんで」

蓮「えっ?何のバイト?」

川島「ファミレスでホール
担当でやってますよ」

蓮「ホールって何?」

川島「えっと~。案内係」

蓮「あ~。そうなんやぁ」

やっと会話の切り口を掴む
これから話をする時に・・

邪魔者が入って来た。

石橋「川島~。お前なんで
カルピスを飲んでんねん」

川島「飲まれへんもん。」

川島さんの表情が変わる。
石橋との会話には慣れてた
ような感じだったから。

突然邪魔しに来たと思った
瀬戸達の方を見てみると
1:1の会話から変わって
瀬戸と村田と女3人での
全体的な会話になってた。

石橋はその中に入れてない
だからこっちに来た感じだ

とてつもなく邪魔だった。

俺を無視して会話をしてる
俺だけポツンとなっていた

それでも黙って聞いていた
川島さんの情報収集をした

学校での存在立場・・・
買っているペット・・・
好きな音楽と趣味・・・

そういう部分を聞いていた

ある程度話を聞いてから
石橋が俺に話しかけてきた

石橋「え~。野田やっけ?
村田とはどんな関係なん?
中学の同級生か何か?」

蓮「あー・・・えっと」

言葉につまった。
インカとは言えないし
中学の頃喧嘩した相手って
なんて言えなかったから

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