それから話も盛り上がる。
瀬戸は上手に会話に入る。
俺は話しに入れてなかった
ずっと聞いてるだけだった
俺だけ浮いていると思った
女子でも一人浮いていた。
酒を飲まなくてずっと話を
聞いて笑ってる女の子だ。
俺はその子に話かけた。
蓮「みんな楽しそうやね」
川島「あっ。はい」
その子はかわいかった。
かわいくて大人しかった。
そして隠れて話込んでいた
それに瀬戸はすぐ気づく。
瀬戸「じゃあさ~そろそろ
席替えして話せえへん?
ゆっくり話ししたいしさ」
村田「あ~。変わろうや。
田岡。こっち来いやぁ」
田岡「なに?指名なん?」
田岡は村田の隣に移動する
その隙に瀬戸が俺に話す。
瀬戸「その子の隣に座れ。
それでゆっくり話しとけ」
蓮「えっ。あぁわかった」
瀬戸「じゃあ俺はぁっと。
藤岡さんの隣がいいなぁ」
瀬戸は石原さんと藤岡さん
の隣に勝手に座った。
石原「え~?あたしは?」
瀬戸「石原さんって絶対に
彼氏がいそうな感じやもん
悲しい思いはしたくない」
石原「あはは。何よそれ~
うち彼氏おらへんってぇ」
瀬戸は楽しそうに話してる
その間に俺は川島さんの隣
に席を移動していた。
俺はなんか照れてしまった
積極的に思われたような
気がして恥ずかしかった。
川島さんも何か照れていた
お互い無言の時間が続いた
蓮「・・・北甲ってさぁ。
女子の方が人数多いの?」
川島「えっ・・・男子も
女子も同じぐらいです」
蓮「そうなんや・・・」
会話が続かなかった・・・
俺は話されかけるのを待つ
タイプで彼女も話される事
を待つタイプだったから。
また無言の時間が続いた。
瀬戸「トイレ行きたいわ。
野田一緒にトイレ行こう」
石原「あーん。瀬戸君~。
早く戻ってきてね~」
瀬戸「はーい。頑張るよ。
野田。肩を貸してくれや」
瀬戸が俺をトイレへ誘った
一緒にトイレへついていく
トイレにつくと肩を外す。
あまり酔ってはいなかった
瀬戸「どうなんや?あの子
と楽しく話しできてる?」
蓮「いや。できてへんわ。
なんか会話が続かへんし」
瀬戸への相談が始まった。