第586話 2つの恐怖

2014年8月11日月曜日

第22部-恋愛事情-

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俺は服を脱いで湯浅さんの
近くへ投げた。

蓮「それを羽織って逃げろ
さっさと服着て逃げとけ」

湯浅「でも・・・」

蓮「ええから早せえや」

湯浅「はいっ。」

賢治「そうはさせんって」

蓮「いや。させるって」

賢治が戻ろうとした所を
タックルして動きを止めた

賢治「てめぇ。コラぁ」

蓮「早くいけや。おい」

賢治が下から殴ってくる。
俺は逃げるまでは離さない

湯浅さんは服を着て逃げる
それを確認して離した。

賢治「かっこええやんけ。
正義のヒーローって所か」

蓮「俺はただの不良や。
ヒーローな訳がないやろ」

俺は構えをとった。

賢治「俺をなめるなよ。
お前は俺の事知らんやろ。
俺は危険で有名なんや」

蓮「そうか。それは残念や
もっと危険な連中を俺は
知ってしまってるねんや。
お前なんてカスなぐらい」

賢治「てめぇ。ガキが」

賢治がナイフを投げてきた
俺は腕でガードした。

蓮「刺さると思ったけどな
案外ささらんもんやなぁ」

賢治「お前も結構危険やな
ここで殺してしまうかぁ」

賢治は俺の反応を見ていた
反応で相手の強さを見てた

蓮「俺もお前も死ぬねん。
ここからは殺し合いやぁ」

賢治「何言ってるねんや?
あん?なんやこの匂いは」

蓮「燃え広がったか・・」

下の方では火事に気づいた
外へ逃げ出す者が多かった

俺は出口の前に立った。
賢治を逃がさないために。

蓮「時間がないねん・・・
賢治。決着をつけようか」

賢治「アホかお前。外に
出るんが先やろうがぁ」

蓮「俺を倒せば出れるぞ。
俺は外に出る気はないわ」

賢治「お前。マジかいや」

賢治は俺に恐怖していた。
死を覚悟して向かう者を。

賢治は俺への恐怖と死への
恐怖からパニックになった

賢治「うわああぁぁ・・」

賢治が俺に向かってくる。
刃物を出して刺しに来た。

俺は集中してその手を掴み
とっくみあいになった所を
顔に頭突きをして刃物を
落とさせる。そして殴る。

蓮「おい。本気でこいや」

賢治「頼む。逃がしてくれ
このままやったら死ぬわ」

賢治は懇願してきた。

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