蓮「てめぇ。プライドとか
全然ないんかいやぁ」
助けを懇願する賢治の姿が
とても情けなく見えた。
最後の喧嘩になるかも・・
ちゃんと喧嘩がしたかった
俺は賢治を殴り倒していた
賢治は涙を流していた。
恐怖に耐えれなくなった。
そして失禁して気絶した。
蓮「なんやねん。コレ・・
全然スッキリせんやんけ」
火事にして覚悟も決めて
賢治の元にやってきたのに
賢治は助けを求めていた。
女に対してはひどい事が
できるのに危険が及ぶと
すぐに逃げようとする。
認めることができなかった
蓮「今なら間に合うかな」
周りには火がまわっていた
下に消防車はまだ来てない
脱出するのには自分の力で
脱出するしかなかった。
蓮「しょうがないな・・」
俺は賢治を背負った。
そして外へ出て行った。
蓮「うーん。火がすごい」
ものすごい熱気だった。
火の音まで聞こえてくる。
でもそこを通るしかない。
おんぶしたまま通り過ぎた
蓮「あつっ・・あつつ」
火の中を通りすぎるのは
とても怖くて視界が無い。
勘を頼りに真っ直ぐ進む。
通り過ぎるともう安心だ。
階段にまで火が回ってない
賢治が早く降参してたのが
結果的によかった。
3階に下りるとそこには
卑弥呼の連中がまだいた。
蓮「おい。誰かおるんか。
上は火事やから逃げろよ」
女「助けて・・・ぐっ」
蓮「なんやぁ・・・?」
少し廊下を覗いてみた。
そこでは2人の男が一人の
女を襲っていた。
蓮「何してんねやぁ。」
男「ちっ。バレタんか」
男が俺を襲ってきた。
蓮「やべぇ。」
後ろへ反転して背中に
背負った賢治を見せる。
男は構わず攻撃してくる
蓮「こいつら・・・
イーグルやないんか?」
背中に背負った賢治を
落として身軽になった。
蓮「よっしゃあ。来い」
男はすぐ攻撃してくる。
その攻撃は空手だった。
蓮「・・・空手かいや。
なんや強いやないけ」
正拳突きをもらいながら
俺は倒れず踏ん張ってた