第579話 地獄の経験

2014年8月10日日曜日

第22部-恋愛事情-

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湯浅「それじゃあ負けるよ
今から族の部下呼びなよ」

蓮「部下やと?」

湯浅「うん。総長やろ?」

蓮「部下やない。仲間や」

湯浅「どっちでもええから
とにかく早く人数集めて」

どこか感覚がずれていた。
湯浅は仲間意識の感情が
無くて部下扱いしていた。

それが長田の族なんか?

蓮「仲間は・・呼ばない」

俺は俺の筋を通した。
その瞬間湯浅さんは少し
ガッカリしていた。

湯浅「信頼ないねんね。
野田君は部下達からは。

あたしはこれだけ集めてる
ねんけどな。」

蓮「あ?どこにやねんな」

湯浅「周りにいるやんか。
よく周りを見渡してよ」

あたりを見回すとヤンキー
女達がいてこっちを見てた

湯浅「全員。集合してや」

蓮「なんや?この人数は」

気合の入った不良の女達が
俺達の席に集まってきた。

数は20人ぐらいいた。

湯浅「紹介するわ。野田君
これがうちのレディース。
卑弥呼 のメンバー達や」

表情に気合が入っていた。
表情から覚悟も感じられた

女「総長。こいつですか?
イーグル潰す協力者って」

湯浅「そうやで。強いよ。
兄貴を簡単に倒したから」

女「総長の兄をですか?」

女達は驚いて俺を見ていた

蓮「なんで驚いてるの?」

女「総長の兄ってのはなぁ
前イーグルの頭やった人」

蓮「あん?そうなんか?
でもなんかおかしくない?

前と今の総長の仲ってのは
どうなってるんや?」

そこにいる女全員が黙った
そしてうつむいたままだ。

蓮「いや。少し前になぁ。
今の頭が前の頭を蹴ってた
から気になってしまって」

女「そんなん関係ないやん
お前にいうつもりないわ」

湯浅「・・ちょっと待って
野田君には話ししておく。
あたし達の過去をね・・」

女「・・・総長。でも」

湯浅「・・・いいねん。」

蓮「別に話したくないなら
話さなくてもいいんやで」

湯浅「いや。聞いてもらう
あたし達の想いも背負って
一緒に戦ってほしいから」

その話はとても辛い話だ。

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