第578話 近況の話

2014年8月10日日曜日

第22部-恋愛事情-

t f B! P L
蓮「なるほど。わかった」

湯浅「勝てそうかな?」

蓮「まぁ勝てるやろな。
そんなに強そうじゃない。
タイマンができへんやつら
が相手やったら負けへん」

湯浅「今から行くの?」

蓮「いや。土曜日に行くわ
今日はダメージがでかい」

今日だけですでに2回喧嘩
をしてしまっていたから。

体力が完全ではなかった。

湯浅「わかった。じゃあ
土曜日ね。あたしも行く」

蓮「湯浅さんは休んでて。
おっても邪魔なだけやし」

湯浅「・・・大丈夫。うち
レディース総長やからさ」

蓮「あん?レディース?」

湯浅「うん。女だけの族」

蓮「意味はわかるけどな。
なんやヤンキーかいや」

湯浅「イーグルを潰したら
不良は卒業するけどねぇ。

イーグルを倒さんかったら
うちは不良を辞められへん

ケジメをつけられへん」

その時なんとなくわかった
本音が見え隠れしていた。

蓮「じゃあ手伝ってくれや
土曜日に決行しようや。

とりあえず今日は帰るわ。
また学校で話しようや」

湯浅「うん。ごめんね。
じゃあ駅までは送るわ」

蓮「あぁ。ありがとう」

駅まで送ってもらった。

その日はずっと考えた。
俺は利用されている。

それはわかっているけど
なんで引き受けてしまった
のかがわからなかった。

好きだから・・・?
乗りかかった船だから?

蓮「あ~。くそっ」

何故か怒りが沸いた。
わからない感情が出てきた

イーグルを倒せばなにか
答えが出てくると思った。

そして向かえた土曜日。
傷も癒えて全快していた。

さっそく長田に向かった。
湯浅さんと待ち合わせして
マクドで近況の話を聞いた

湯浅「・・・以上が近況」

蓮「よし。わかった。
じゃあさっそく行こうや」

湯浅「ってゆーかさぁ・・
野田君一人だけなん?」

蓮「あぁ。俺だけやけど」

湯浅「相手は30人おるよ
一人で勝てる訳ないやん。
なんで仲間おらへんの?」

蓮「族同士の抗争やない。
俺の勝手な喧嘩に仲間を
巻き込める訳ないやんけ」

この喧嘩は俺個人の喧嘩。
関係ない羅針のメンバーを
誘うわけにはいかなかった

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ