真由「じゃあ賢治。行こ」
真由と賢治は去っていった
湯浅「くそっ。真由めぇ」
蓮「湯浅さん?説明して」
湯浅「あっ。ゴメンね」
湯浅さんは泣いていた。
・・悔し泣きをしていた。
なんとなく・・わかってた
だけど聞かないといけない
俺達は場所を変えて聞いた
蓮「ここなら大丈夫やろ。
じゃあ全部話ししてくれ」
湯浅「・・・ゴメンね。
野田君に迷惑かけて」
蓮「あの2人は何なん?
なんか因縁があんのか?
見てた感じでは湯浅さんの
元彼みたいな感じやけど」
湯浅「うん・・・そう・・
あれはうちの元彼やねん」
わかっていたけどショック
を受けてしまっていた。
蓮「あの女はなんなん?」
湯浅「真由はあたしから
賢治を奪った女やねん」
蓮「三角関係ってこと?」
湯浅「・・・違うねんよ。
真由は最初はうちの兄の
彼女やってん・・・けど
賢治がイーグルのボスに
なってから色仕掛けで
あたしから奪ってんよ」
三角関係じゃないのか?
それを三角関係だと思った
蓮「あのイーグルって何?
暴走族かなんかの名前?」
湯浅「イーグルってのはね
暴走族じゃないねん・・・
ギャングチームの名前」
蓮「ギャングチーム?」
湯浅「・・・そう。
自分達の好き勝手にする
何でもアリのグループ連中
かなりヤバイ連中やねん」
湯浅さんの体が震えだした
それがヤバさを語っていた
蓮「そんなにヤバイん?」
湯浅「・・・ヤバすぎる。
賢治が頭になってから真由
が裏でいいように使ってる
から何でもやってるねん」
蓮「真由って女が黒幕か?
そいつが頭の女っていう
立場を利用してるんか?」
湯浅「そういうこと・・・
しかも誰も逆らえないし」
蓮「誰も逆らえないって訳
ではないんちゃうかなぁ?
インカは動かへんのか?」
湯浅「えっ?まさか野田君
はインカを知ってるの?」
蓮「あぁ・・・まぁ。うん
一方的に知ってるだけ。」
湯浅「それならウチと一緒
ウチは少し知ってる程度。
インカに頼むとお金かかる
からちょっと無理やし」
蓮「まぁ・・・そうやな」
自分達の手でなんとかする
それが不良の意気込みだ。