真理「大変そうやねぇ」
蓮「えぇ。大変でしたよ」
バイトの先輩の玉置さんと
話をする事が多くなった。
よくシフトがかぶるから。
真理「ねぇー。蓮君さぁ。
明日の予定空いてない?」
蓮「あー。空いてますよ。
シフトの都合が悪いなら
代わりましょうか?」
真理「あたしも休みやねん
神戸駅に遊びに行こうよ」
蓮「えっ?あー・・はい」
真理「じゃあ決まりねぇ。
楽しみにしておくからね」
蓮「うーん・・・困った」
デートに誘われてしまった
玉置さんの事を好きな男性
は多いから困ってしまった
ずっと玉置さんにアタック
している同じバイト仲間の
今野さんにだけ誤解の無い
ようにメールをしておいた
色々聞かれたが普通に遊び
に行くぐらいと返事した。
そして翌日・・・
須磨の駅前で玉置さんと
一緒に待ち合わせしていた
玉置さんはオシャレだった
俺は龍太の服を借りていた
そして神戸駅へ向かった。
玉置さんは僕の手を掴む。
それがとても恥ずかしい。
俺はからかわれていた。
そして神戸駅についた。
2人で映画を見に行った。
玉置さんが見たい映画が
あったらしく一緒に見た。
けっこうつまんなかった。
俺は映画が苦手な方だから
真理「つまんなかった?」
蓮「いや。大丈夫ですよ」
雰囲気の悪い感じになった
女に合わせるのは苦手だ。
近くのオープンカフェに
移動して少しお茶をした。
お茶をしていると近くに
羽田さんが女友達と一緒に
喫茶店に入ってきていた。
俺には気づいてなかった。
真理「どーしたの?」
蓮「なんでもないです。」
なぜか焦ってしまった。
デートしていると思われる
のが恥ずかしかったから。
そしてそこに瀬戸が来た。
瀬戸も友達と一緒に。
話を盗み聞きしていると
瀬戸の友達と羽田さんの
友達を紹介しあっていた
別の所でしてほしかった
蓮「玉置さん・・出よう」
真理「えっ・・ちょっと」
俺は玉置さんの手を掴んで
その場を急いで去った。
真理「蓮君どーしたん?」
蓮「あっ。すいません。」
俺はすぐに手を放した。
恥ずかしかったから瀬戸達
には知られたくなかった。