次の日は学校を休んだ。
アムリタ教典を読みたい
その気持ちが強すぎた。
仁~悌まで全て読んだ。
そして何回も読み返した
俺はもう感動していた。
そして反省させられてた。
個の力と集の力を掴む。
そのための挨拶であり
その為の勉強もしていた。
結果を手に入れるために
必要な努力を差し出した。
結果を出す為に過程を考え
シュミレーションしていた
時間を上手につかうために
授業は寝ずにしっかり聞く
上の者と下の者の相互関係
についても役割があった。
行動が伴った言葉の説明。
そして太極図の考え方。
個を最大限に活かして
集を最大限に手に入れる。
個人の強さと組織の強さ
がそこにはあったから。
それを15の時に教えてた。
荒くれ者達に教え込んだ。
沢田をインカの最強に立て
宮根をインカの総帥にした
ロバートの15才に今の俺が
かなう感じもしなかった。
・・・互角でも無い。
圧倒的な差が開いていた。
蓮「これが・・・頂点か」
俺は少し考えていた。
今までインカは努力しない
天才集団だと思っていた。
しかしそこには理があって
理を元に努力をしていた。
個性については十人十色。
個性を矯正してなかった。
そこに自由が存在した。
誰かの為に努力をしてた。
だから必要以上に努力する
その結果積み重ねたものが
全て経験値に変わっている
ロバートはアムリタ教典で
天才というのを否定してる
自分達が周りから天才と
呼ばれても天才とは違う。
ただ皆と経験値が違うから
選ぶ選択肢も違ってくると
いうことを書いていた。
つまり・・・すきが無い。
つけいるようなすきが無い
自分が天才とか思っている
のなら過信をしているので
必ず隙が出てしまうものだ
しかしその隙が無かった。
かなりタチが悪かった。
最強が最強でい続けるのに
しっかりした理由があった
蓮「これは羅針も見習おう
でも・・どうすれば・・」
そこが問題だった・・・。
羅針に突然言ったとしても
うちはうち。他は他。と
言われるのがわかっていた
その時一人の存在が浮かぶ
そう言えばあの人がいた。
インカの考えを受けている
大事な人の存在を忘れてた