全員学年があがった。
橋本達は3年になった。
瀬戸達は2年になった。
橋本は生徒会長になり
学校生活を謳歌していた
他の連中はいつも通りに
武の鍛錬をして智を得る
為に勉強も真面目にした
インカに入ってくる依頼
は引越しの手伝いや
工事現場の手伝いなどが
多く入ってくるように
なっていた。
そしてたまに暴走族潰し
不良達の粛正もあった。
子供のイジメ解消問題や
家庭教師の依頼も入った
そんなことをして過ごし
全員風格が出てきていた
結果にこだわって過程を
大事にしていっていた。
同世代で作るこの環境が
他の世代も魅了していく
高校生や大人達も太極拳
を基礎とした武術に入門
する者が多くなってきた
そして橋本は今やってる
内容を固めて法人化して
会社を設立していた。
中学3年生にして会社を
経営するようになった。
法人化することでさらに
活動内容を広げていった
武術道場を開きそこに
生徒を集めて指導する。
誰かの悩み相談を受けて
解決する手伝い屋。
インカ全員がアルバイト
で歩合制でもらっていた
たくさんの時間を過ごし
たくさんの経験をして
たくさん結果を作ってく
中学生にとってそれは
特別感のある刺激だった
そして集を作るために
礼儀を大切にして大人と
対等に向き合うために智
を作ることもしていった
何回も同じ事を何人もの
人に伝えないといけない
それを見据えて橋本は
全員の為に時間がない中
基本をまとめて書いた。
それがアムリタ教典だ。
別名「ロバートの愛」だ
その本の内容は成功哲学
が書いてありメッセージ
の優しさに愛を感じた。
アムリタ教典は大切に扱い
全員何度も読み直してた。
基礎レベルもさらにあがり
もう周りに相手はいない。
高校生が相手でも負けない
全ての能力値が高くなった
インカは謎の黒いコートの
最強軍団と呼ばれていた。
まさか中学生が相手とは
誰も思っていなかった。