橋本「いや。信頼してるよ
あなた達と同じようにね。
あなた達が信頼している人
を僕は認めているからね。
認めている人が認めた人を
信頼してもいいと思ってる
ただ今すぐ信頼はしない。
多少の時間はかかるかな」
柴田「ふっ。はははっ」
三浦「俺達次第って事か」
安部「他人の信じた相手を
信じるってことねぇ。」
柴田達はすぐに気づいた。
しかし相馬は気づかない。
相馬「どういうこと?」
宮根「例えるとな。安部が
仲介役って事やねんや。
俺達とお前のパイプ役や」
橋本「宮根俺が説明するよ
今宮根の言った通り僕達は
君達のことをよく知らない
だけど安部の事は知ってる
僕達が君達に話をする時は
安部を通す。君達も僕達に
話があるなら安部を通す。
自分のグループの長を
通して最初は話をしたい。
安部のグループと坂田の
グループが遊ぶとなったら
長を通して遊ぶ事になる」
その時柴田達は気づいた。
何か大事な事に気がついた
峰「つまり自由って事か?
仲良くするのもしないのも
俺達次第ってことかいや」
小宮「ゲーム感覚かいや。
個と集を俺達自分達で作る
そういうことなんかいや」
橋本「そう。大正解~。
仲良くしろで仲良くなんて
できるわけが無いしなぁ。
仲良くできるやつだけを
見つけてつるめばいいねん
個を認めあって集になる」
柴田「すごいシステムやな
個を尊重して集を集めるか
長の能力も試されるんか。
すっげぇ責任重大やんけ」
峰「めっちゃ面白いやん」
全員楽しそうになっていた
橋本「わかってくれたか。
じゃあもう一度聞くぞ。
これからここにいる奴ら
全員と一緒に時代を作る
奴は手を挙げてくれ」
全員すぐに手を挙げた。
質問する者もいなかった。
沢田「よーし。ほな俺達は
これから仮の仲間同士や」
橋本「まだ続きがあるねん
人数は今ここにいる全員。
108人以上にはしない。
理由は必要ないからや」
柴田「でもよぉ。増えるぞ
絶対に希望者増えるって」
橋本「それは全て予備軍や
ちなみに柴田達はあかん。
もう仲間を増やすのは禁止
各グループの仲間達に
集まった場合その仲間達が
全部決めてけばいいねん」
柴田「なーるほどぉ。
俺達の経験をそのまま同じ
ように体験させるんかいな
個を活かすってことやな」
橋本「そういうことや」
個を活かして集を作る。
それが橋本の考えていた
最強の組織作りだった。