それから2ヶ月が経った頃
冬になり全員に黒いコート
が渡されるようになった。
全員勝利の会に選ばれた。
橋本が全員の強さを認めた
礼儀、頭脳、武力、人格の
合格点を超えていたから。
そして新しい勝利の会の
連中の強さとかっこよさに
魅せられた人達が集まる。
舎弟になりたい・・・
一緒の仲間になりたい・・
この人についていきたい。
憧れた者には理由があった
勝利の会の連中は断ってた
それでもしつこく近寄る。
全員橋本達に相談した。
すると橋本はこういった。
いいんじゃないかな?
各自10人まで認めた人を
自分の仲間にして責任を
持って育てればいいと思う
ただしその仲間は勝利の会
の仲間ではないってこと。
自分達だけの仲間ってこと
柴田だったら柴田グループ
安部なら安部グループや。
舎弟や友達等ではなく独立
したグループを作れって事
自分に集まった連中を大事
に育てていけって事だった
橋本が何を考えていたのか
はこの時わからなかった。
各自悩みながらも仲間を
10人集めて橋本達から
教えてもらったことを仲間
達にしっかりと伝えていく
もちろん太極拳も伝える。
その仲間達を橋本や宮根や
沢田に会わそうとしても
なぜか断られていた。
まだ時期じゃないと・・・
その一言だけを言っていた
そのまま半年が過ぎていた
春休みになり集合がかかる
全員が驚いた内容だった。
全員に緊張が走っていた。
勝利の会の全メンバーと
その軍団を集合させるよう
連絡を回していたのだから
その数は100人を超える
100人が始めて出会う。
全員興奮が隠せなかった。
同じような連中が100人
も集まる事に興奮していた
待ち合わせ場所は代西中学
約束の時間が近づくにつれ
人が一気に集まりだした。
柴田「あ~。人多いなぁ」
小宮「お~い。柴田ぁ」
西島「なんや。遅いぞ」
一気に30人が集まった。
周りの同世代は驚いてた
安部「あ~。眠たいわ」
前田「よぉ。お前達~」
峰「ふぅ間に合ったわ」
そして80人に膨れてた。
全員楽しそうに話してた
各軍団の連中はお互いに
他を牽制しあっていた。
そして村田も合流した。