橋本「次走ってたら潰す。
その時はもう許さないから
男の価値無しと判断する」
そういい残して戻ってきた
橋本「柴田ぁ。安部ぇ。
帰るぞぉ。用意しろやぁ」
柴田「あっ・・・ああ」
安部「ちょっと待ってや」
橋本は柴田と安部を呼んだ
他の者は呼ばなかった。
瀬戸「あの・・会長・・」
橋本「明日ゆっくり話そう
今日はまだ話す気が無い。
お前達も気をつけて帰れ」
橋本達は先に帰っていった
宮根「結局明日か・・・」
沢田「なんでなんやろ？」
瀬戸「わからへんわ・・・
会長の考えてることはな」
瀬戸達も帰っていった。
兵庫連合は置いたままで。
水島「平岡・・大丈夫か」
平岡「あかん・・・無理。
右腕が・・感覚無いねん」
水島と平岡だけが残った。
そして二人は語り合った。
兵庫連合を解散させる事。
勝利の会は強かった事。
次の日の朝までしっかりと
一足先に帰った橋本は・・
京子を呼び出していた。
橋本「全部終わったよ～。
もう大丈夫やからね」
橋本は笑ってそう伝えた。
京子は感動して泣いていた
京子「ゴメン・・・今回は
本当にありがとう・・・」
京子は橋本に抱きついた。
橋本も京子を抱きしめる。
橋本「ううん。いいよ。」
京子「でも・・・みんなと
仲悪くなってしまってる」
橋本「それは明日話し合う
今日明達から言ってきた」
京子「今日話しせんの？」
橋本「今日は京子に報告を
するのが最優先やからな」
京子「もう～。バカぁぁ」
橋本の想いは大きかった。
女を優先してくれていた。
橋本「美樹には会わない。
俺は相当やりすぎたから」
そう言って去っていった。
これが兵庫連合との戦争。
一人の女の行動から
始まった大きな出来事。
後に不良達の間で語られる
伝説の最大戦争だった。
勝利の会がインカに変わる
前の出来事だった。
その経験を味わった連中は
格段に強くなっていた。
翌日全員が集まり橋本に
全員頭を下げて謝った。
橋本は何も言わず受け入れ
関係が元通りに戻った。
美樹も反省して橋本に謝る
橋本に嫌われたくなかった
振られても好きだったから
第20部-兵庫連合- 完
