沢田「もう乗り込もうや。
迷っても意味ないやろ?」
瀬戸「そうやな・・・」
この時全員は忘れていた。
勝利の会の心得を見失った
結局の所考えているようで
考えれていなかった。
作戦も無しで彼岸に向かう
それは自殺行為にすぎない
その頃・・・橋本達は・・
遊びもひと段落していた。
柴田「結構な時間やなぁ」
橋本「そろそろ行くかぁ」
橋本達は兵庫連合を襲う時
に情報を少しづつ仕入れた
今日集会があること。
集会の場所と時間。
各支部が全部集まるって事
それに対して傾向と対策を
しっかり立てていた。
安部「基本的な作戦だけを
しっかり立てるねんなぁ」
橋本「当然やろ。勝率を
上げる為の兵法と戦法や」
柴田「ほんますげえよなぁ
死ぬつもりで喧嘩する奴が
多いのによぉ」
橋本「孫子も言ってるやろ
死ぬつもりで戦う者は結局
死ぬだけやねんてよ」
安部「知らんかったけど」
柴田「今わかったけどな」
安部と柴田は橋本との力の
差を大きく感じてきた。
これが強いと言う事・・・
これが負けないという事。
格の違いを体験していた。
瀬戸達と大きく違ったのは
作戦を立て勝率をあげた事
ギャンブルでは挑まない。
それが大きな違いだった。
橋本達は彼岸へは行かない
集会場所へ向かっていった
その頃・・・瀬戸達は・・
瀬戸「ここが彼岸か・・・
全員準備はいいか?」
全員「おう!!いこうや」
全員覚悟は決めていた。
不安になりながらでも・・
瀬戸はドアを蹴って入る。
しかしその中には・・・
幹部はすでにいなかった。
集会所へ移動していた。
兵庫連合に憧れている
中途半端な不良ばかりだ。
瀬戸「やられた・・・」
宮根「どこ行ったんや?」
沢田「まぁそれっぽいのに
聞いていったらええやん」
沢田は不良に近づいた。
沢田「おい。兵庫連合の
連中はどこに行った?」
不良「あ?なんやコラ」
不良も席を立った。
そこにいた連中が席を立ち
瀬戸達に近づいてくる。
そして全員外へ出た。