瀬戸も一度病室を出た。
瀬戸「不良のせいか・・」
美樹の親の発言が辛かった
外ではさっきの不良達が
外で話し合っていた。
女「あっ瀬戸君さぁ・・」
瀬戸「栗山か・・・」
瀬戸に話かけて来たのは
同じ中学校の栗山っていう
不良グループの女だった。
栗山「美樹がさぁ・・・
何であんな風になったんか
何か理由って知ってる?」
瀬戸「理由はわからへん。
でもあんな風にした犯人は
知ってる」
栗山「えっ・・・?誰?」
不良「おい。誰やねん。
お前教えろや。コラぁ」
不良は瀬戸に近寄った。
そして胸グラを掴んだ。
瀬戸「手をはなせや!!」
瀬戸はその手をどけた。
行き場のない怒りが不良
の方向に向けられていた
不良「おい!!てめぇー」
栗山「ちょっと鷲尾先輩。
病院の中でやめてよぉ」
瀬戸「表に出ようや」
栗山「瀬戸君まで・・」
鷲尾「上等や。コラぁ」
全員外へ出ていった。
瀬戸「スッキリしたいねん
手加減はできへんからな」
鷲尾「なめられたもんやな
中坊のくせしやがってよ」
栗山「ちょっと先輩・・・
瀬戸君は強すぎますよぉ」
瀬戸「じゃあ行くぞ・・」
瀬戸は力を解放した。
瀬戸は間合いを詰めた。
鷲尾「はやいっ・・・」
鷲尾はカウンターを狙った
向かってくる瀬戸に合わせ
パンチを放っていた。
瀬戸はそのパンチをかわし
懐に入り込み肝臓を殴る。
鷲尾「なっ!!かわした?
・・・がはっ!!」
瀬戸「どうしたあぁー」
瀬戸はそこから一方的に
殴りつけていった。
全力で殴りつけていた。
瀬戸「なんでなんや・・
なんで一方的に殴った」
瀬戸は橋本の気持ちに
なって知りたかった。
鷲尾が崩れ落ちても
髪をつかんで立たせて
ずっと殴っていた。
瀬戸「こんなにも殴る必要
なんてないやんかぁ」
瀬戸は辛くなってきて
涙が溢れてきていた。
栗山「ちょっと・・瀬戸君
やめてよ。やりすぎやわ」
鷲尾はもう伸びていた。
それでも瀬戸は止めない。
美樹程ひどくなかったから